盆栽ひとすじ40年の園主のコラム&ワンポイントアドヴァイス
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プロフィール

園主

Author:園主
福岡県大牟田市にある皐月専門店「長野皐月園」の園主。

盆栽業を長く続けているからこそ、アドバイスできること。
思いなどをコラム調につづっております。
手軽でスタイリッシュではないけれど、趣のある昔かたぎな【皐月】の良さを、若い世代にも知ってもらいたい!
30年の間に培ってきた経験を、ネットを通して伝えて行きたいのです。

■2011年5月25日■
【なお姫】
(社)日本皐月協会に新花登録。
(長野嗣 名義)
---

お気軽にコメントください。
質問等も、出来る限りお答えしたいと思っております。
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趣味:パソコン、車、DVD鑑賞など

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2013.01.10 Thu
園主の独り言【新年のご挨拶 と 今後について…】
あけましておめでとうございます。


春までの作業の中で一番大切なのは植え替えだと思いますが、あと一年もてるかな?と感じた時は植え替えておいた方が無難です。
私はよくそれで樹を弱らせてしまいます。
春から一気に根がまいてきて、夏頃には水がはけなくなり葉の色つやも悪くなります。

2月の末から3月の初めにかけて、ホコリダニ予防のために忘れないように「殺ダニ剤」を散布しましょう。
私はこれを消毒の始まりとしています。
消毒薬については「月刊さつき研究」の1月号(P60~61)に一覧表が載っています。

「殺ダニ剤」の散布は、同じ種類の薬は基本的に1度の散布にとどめ、効かないような時には他の「殺ダニ剤」を散布しなければならないのはご存じだと思いますが、「殺ダニ剤」は規定の倍率で散布するのは勿論、他の薬品(殺虫剤・殺菌剤)を混入しないように注意が必要です。

---
昨年、当園の会員さんの1人が「殺ダニ剤」をかけたら薬害を起こしたと騒ぎだされ、他の会員さんの木が弱ってきているのを見て、それも薬害だと言う見解になったらしいのですが、双方の症状が全く違っていたので、薬害を認めようとしない私との間で気まずい状況になり会の雰囲気までおかしくなってしまいました。
のちに分った事ですが、初めの方は一度に大量の肥料(20kgを2年でやり終えていたのを1度に30kg)を与えられたのが原因で葉ぶるいしたらしく、その理由はより良い花を咲かせる為だったそうで驚きました。
次の方は春に症状(葉の色が薄緑で異常に小さい)が出始め、10月には約200鉢のさつきの他、庭植えの大きなツツジも茶色になり、ほんの一部分に薄緑の芽が伸びていて根のまわりには除草剤をかけた跡があり、草が生えないようにかけられていたそうです。
剪定のきつい太物は早い時期に枯れ込み、残りもほとんどが半年以上かけて徐々に枯れ込んでいる姿は異様で、剪定のミスや薬害等のレベルではなく、除草剤が何らかの形でわずかな量(多ければ短期間で枯れたはず?)混入したとしか思えません。
それでも薬害だと言い張られるので、その症状を「殺ダニ剤」のメーカー数社に問い合わせたところ、「規定の希釈倍率に単用で使用する場合、薬害は考えられないし、症状が違う」との事でした。
何の解決にもなりませんが、私自身が納得できただけです。
お二人ともベテランで会の中心的存在だったのでとても残念です。。



昨年は正月に最高齢(88歳)の会員さんがお亡くなりになったのが発端となり、他にも体調をくずされたり、様々な原因でリタイア組が続出し愛好会は壊滅状態となりました。
花季展まではどうにか開催できたのですが、秋季展は初めて中止せざるを得ませんでした。
この先、愛好会としての展示会を開催する事は出来ないと思いますが、「個人展」として、もっと気軽に当園のさつきを飾りたいと思っています。

何事もつくり上げていくのは大変ですが、壊れる時は一瞬でもろいものです。
それでも私自身のさつきに対する姿勢が変わる訳では有りませんので、これからも皐月界の将来を見据えながら(少しオーバーですが)、私なりの進み方をしたいと思います。

今後ともよろしくお願いします。
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園主の独り言    Comment(2)   TrackBack(0)   Top↑

Comment
こんばんは Posted by 朝田 浩
長野様

こんばんは。人間生きているといろんなことが、ありますね。
今回のお話も真実、事実をご説明くださり、大変参考になります。
ダニは毎年やっかいです。殺ダニ剤は毎年散布しますが、それでもどうしても、やられてしまう木、弱ってしまう木が毎年出ます。

私の知識、技術レベルでは、たいしたことはありませんので、毎年どうしてもさつきを弱らせてしまいます。

品種ごとの特性、育てやすさ、育てにくさはさまざまで、同じ品種でありながら個体差があることも自分で失敗してわかってきました。 
そういったことも、こうして長野さんが包み隠さず教えてくださるからこそ、実際自分が栽培しているさつきに起こることと対比できて
います。非常にありがたく思っています。
さつきを通じて、楽しくいいこと、つらい悲しいことを教わっています。それも勉強とおもっています。

とりとめもなく・・・失礼いたしました。
私は継続して長野さんを師事しています。

今年は、大寿、新昂、翠光と初めて花を見れそうで楽しみにしています。
失敗しても、気にしすぎないことが大切と思っていますが・・・

これからも、よろしくお願いいたします。

朝田 浩
2013.01.12 Sat 21:12 URL [ Edit ]
Posted by 園主
朝田様

本当にいつもありがとうございます。
正直、昨年はどうにもならない事が続いて落ち込みました。
ただ原因が花物、最新花を推進している私に対する批判からきているものでなかった事が
多少の救いだったと思います。
どんな時でも私を支えて下さっていたお客さま方が、高齢のため次々とお亡くなりになって愛好会を盛り上げていく気運が薄くなり、自己中心的になってしまいました。
それでも30年前後のお付き合いの方々ばかりだったので残念です。

朝田さんが期待されている最新花はどれもきれいだと思います。
「大寿」や「新昴」は細くてもきれいな花が見れると思いますが、「翠光」は少し太くならないと、色彩は確認できますが、花の大きさや形がいまいちかも知れません。
でもその分もっときれいになる可能性を秘めているので楽しみではないでしょうか。
栃木の同業者から聞いた話では、あの咲かせやすい「煌陽」でさえ、本当の花が見れるのは幹回りが20Cm位必要だそうです。それまで楽しめると言う事でしょう。

私がこれまでさつきをやってきて、行きついたのが「花をきれいに咲かせる」という目標でした。「きれいに」というのは、その品種が持っている可能性を最大限に引き出す事です。
とても難しい事ですが、朝田さんの花は凄い!と言われるようになって下さい。
私もできるだけの協力はさせてもらいます。これからも宜しくお願いします。

                              長野皐月園  
2013.01.13 Sun 18:18 URL [ Edit ]

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