盆栽ひとすじ40年の園主のコラム&ワンポイントアドヴァイス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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「 2014年02月 」 の記事一覧
ワンポイントアドバイス(春に向けてのお手入れ)
冬の寒さもピークを過ぎたのではないでしょうか?
そろそろさつきの根が活動し始める頃だと思います。 4月の中旬頃になると、早咲きの品種はポツポツと咲き始めます。 それまでにやっておかなければならない作業を、一つずつこなしておきましょう。 消毒と共に、ナメクジの駆除も花を腐らせないためにとても大切な作業です。 花が咲いたら、何と言っても殺菌剤の散布が重要です。 花を腐らせないできれいに咲かせるためには、咲いている時でも殺菌剤の散布は欠かせません。 特に雨が降る前か後には、殺菌剤を散布します。 雨の日にはナメクジが這った花にシミが入るので、定期的に誘殺剤を棚の上にまきます。 ナメクジは鉢の下に隠れていて、夜や雨の日に這い上がり花を腐らせますので、散水の後、雨の降らない夕方に鉢の上ではなく、鉢を載せている棚の上に置きます。 さつきの魅力は何と言っても美しい花です。 部屋中に花を咲かせてお客様を招けば、まるで桃源郷を連想されるのではないでしょうか。 さつきを管理している者の苦労?は、並大抵ではありませんが、見に来られたお客様が余りの美しさにため息をついて、満足気な表情を浮かべられた時、報われるでしょう。 人を喜ばせることはなかなか容易ではありませんが、趣味として楽しんでいる結果が周りの人々を喜ばせる事になるのですから、さつきは素晴らしい趣味だと思います。 ![]() ↑翆香(SUIKA) ![]() ↑紫苑(SHIEN) ![]() ↑織姫(ORIHIME) ![]() ↑大寿(DAIJU) ![]() ↑桃香(MOMOKA) ![]() ↑白琳(HAKURIN) ![]() ↑翆扇(SUISEN) スポンサーサイト
テーマ:盆栽 - ジャンル:趣味・実用 ワンポイントアドバイス(席飾りについて)&番外編あり
盆栽の席飾りについて、ほんの基本的な事を少しお話したいと思います。
席飾りをする時に左右や後ろに添えるのは主木を引き立てるための飾りで、掛け軸にしてもそれ自体が主張し過ぎてはならず、主木が自生している景色や季節感を表現するためのもので、下草や石などを添えるのも同じ意味合いで雰囲気を醸し出します。 すべては主木のための飾りであって、席飾りは2点までが偶数として許され、3点以上は奇数とします。 どちらが主木かわからないような立派な盆栽を2鉢同じ席に飾る事ほど、理にかなわない飾りは無いと思います。 所有する盆栽を自慢するためのものにすぎないからです。 主木は、立ち上がりを勝手(右に立ち上がれば右勝手・左に立ち上がれば左勝手)と呼び、枝の作りや幹の動きによる全体の流れを流れと呼び、添えは流れを受け止めなければならず、右流れなら右側に添えを置き、左流れなら左側に添えを置いて流れを受け止めます。 添えが大きすぎるとバランスが悪くなるので注意が必要です。 かなり前になりますが、ある有名な盆栽家の方が「流れのはっきりしない盆栽は、見ていて何か気持ちが悪い」とおっしゃられたことがありました。 盆栽には一応タブーというものがあって、こうあってはならないという決まりは有るものの、こう作らなければならないという事は無く、タブーを踏まえた上での作りは自由で、あとは技術と感性と知識の問題でしょう。 飾りも同じだと思います。 正式な席飾りに関しては、「景道」の片山一雨先生が説かれた教本がありますので、ご覧になることをお勧めします。 これらの基本的なことを踏まえて席飾りをすれば、さつきをもっと楽しむことができるのではないでしょうか。 ![]() ↑清峰(SEIHOU) ![]() ↑琴の舞(KOTO-NO-MAI) ![]() ↑紫陽(SHIYOU) ![]() ↑なお姫(NAOHIME) ![]() ↑夢未来(YUMEMIRAI) <本日の番外編> 『マメちゃんとテンちゃんのお話』 先日お話したマブちゃんが現れる少し前に、実は別の子猫が入り込んでいたのです。 初めはベランダの方で泣いていたのですが、そのまま放っておいたらいなくなっていたので、かわいそうではありますが内心ホッとしていました。 数時間後、家の前の細い川向いの小道を一人トコトコ歩いて来るのが見えたので、急いで家に入り見ないふりを決め込んでいたのに、いつの間にか裏のベランダに来て家に入れてくれ!と体に似合わないような大きな声で泣いているのです。 やせ細った上に目の周りと鼻の上はハゲて哀れな姿で泣いているのを見て、放っておくこともできず、体をシャンプーで洗ってから家に入れてやりました。 ところがやはり急によそ者を受け入れられないのか、1階の子供たちの様子がおかしくなり(特にキータンは隠れて出てこなくなり)、他の子も落ち着かない様子で。すっかり困ってしまいました。 そこで向かいに住む娘夫婦が、その子猫だけ娘の家で飼うことになり。。。 すぐに娘が病院へ連れて行き目薬や飲み薬をもらい、体中にダニもついていたそうです。 まだ生後2ヶ月足らずと小さかったので名前は「マメ」に決まりました。 入り込んできた時はみすぼらしい仔猫でしたが、今ではなかなかの美少年に育っています。 猫神様からの贈り物は、それだけでは終わりませんでした。 そのすぐ後くらいにサビ色の子猫が大小2匹遊びに来るようになっていたのですが、小さい方はまだ本当に幼く、見た目も不細工で、だからと言う訳ではありませんが、小さい方だけがベランダに住み着いていたのをそのままにしていました。 その子も目ヤニがひどくて、鼻の上はハゲて痩せているのでなおさら汚く見え、触るのにも少し抵抗がありました。 しばらく放っておいたのですが、寒くなり始めた頃、見かねた妻が抱き上げて風呂に連れて行き、体を丁寧に洗い始めたのです。 こうなるともう私らの根負けで、「寒さに耐えきれるはずもないので家に入れるよ!」の妻の一言に拒否することもできずに仕方なく一員に加えることにしました。 「テンちゃん」とかわいらしい名がつけられ、見た目とのギャップが激しかったのですが、妻はその子を「テンテン」と呼んでいつもそばに置くようになりました。 「こんな不細工な子をもらってくれる人はいないからうちに置いとくよ」と言う妻の言葉に否定することもできず、8番目の仲間入りとなってしまいました。 テンちゃんは確かに不細工ですが、見方によっては愛嬌たっぷりの可愛い顔かも・・・? 数カ月が過ぎ、今ではようやく1階の子供達も受け入れてくれたようです。 猫神様、もうこれ以上は無理です! ご勘弁を。 ![]() ↑マメ ![]() ↑テンちゃん
テーマ:盆栽 - ジャンル:趣味・実用 ワンポイントアドバイス(春の施肥と消毒)&猫の話(マブちゃん編)
私は毎年3月の初めに施肥をして、殺ダニ剤の散布も同じ頃に行っています。
殺ダニ剤は、できるだけ卵から成虫まで効果のある、オールステージのものを使った方がいいと思います。 散布は基本的に1シーズンに1回となっているので、普通の殺虫剤の1.5倍くらいの量をかけ残しが無いように、樹全体に丁寧に散布します。 その後、1週間~10日位してから殺虫剤と殺菌剤の混合液に展着剤を加えたものを、 10日に1回程度散布します。水和剤(粉)はお湯で溶かした方がよく溶けます。 開花時期には、雨が降る度にベンレート水和剤等の殺菌剤を主に散布します。 ベンレート水和剤は開いている花にかかっても、シミが入りません。 肥料は使い慣れたものが良いと思いますが、私は「なるこ有機(5・5・5)」を使用しています。長年使用していますが、根痛みもなく使い方が簡単で重宝しています。 当園のお客様で、自宅用に毎年メロンを作っている方が「家族みんなが今年のメロンはおいしいと言うけど、今年は化成肥料を切らしていたので、なるこ有機を使っただけです」とおっしゃられていました。 私は決して「なるこ有機」からのまわし者ではありませんが、他にもトウモロコシを作っている農家の方からも「おいしくなった」と言われました。 施肥についてはこれまで色々と言われてきましたが、私は3月の初めから5月の初め頃まで与え、肥料の効いた状態で花を咲かせるようにしています。 その代り花後のお礼肥は、花を沢山咲かせたさつきは疲れているので、秋まで与えないようにしています。 剪定や植え替えの作業で忙しい毎日です。 でも、その先には美しい花が待っているから楽しみです。 ![]() ↑海ほたる(UMIHOTARU) ![]() ↑彩春(SAISHUN) ![]() ↑新翆(SHINSUI) ![]() ↑新生(SHINSEI) ![]() ↑美裕(MIHIRO) ![]() ↑白馬(HAKUBA) ★続いては猫の話です。 ↓
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