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盆栽ひとすじ40年の園主のコラム&ワンポイントアドヴァイス
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プロフィール

園主

Author:園主
福岡県大牟田市にある皐月専門店「長野皐月園」の園主。

盆栽業を長く続けているからこそ、アドバイスできること。
思いなどをコラム調につづっております。
手軽でスタイリッシュではないけれど、趣のある昔かたぎな【皐月】の良さを、若い世代にも知ってもらいたい!
30年の間に培ってきた経験を、ネットを通して伝えて行きたいのです。

■2011年5月25日■
【なお姫】
(社)日本皐月協会に新花登録。
(長野嗣 名義)
---

お気軽にコメントください。
質問等も、出来る限りお答えしたいと思っております。
リンクをしてくださる方は、お手数ですがご一報くださいませ。

趣味:パソコン、車、DVD鑑賞など

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宣伝目的、掲載画像・文章の無断転載/仕様等、堅くお断りいたしております。

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2014.01.26 Sun
【番外編No.3】白猫「シロ」の話
2月の中旬になると九州ではさつきの根が動き始めます。
新芽が出始めるのはもっと後からですが、3月に入る前後にホコリダニを予防する殺ダニ剤の散布を忘れないように実行することが大切だと思います。
私は年が明けて、最初の消毒に殺ダニ剤を散布しています。
そうすると虫の発生も遅くなるようです。

祝星022
↑祝星(IWAIBOSHI)

はなびん031_2
↑はなびん(HANABIN)

小町娘011
↑小町娘(KOMACHI-MUSUME)

紫扇025
↑紫扇(SHISEN)

紫苑042
↑紫苑(SHIEN)

立山の舞040_2
↑立山の舞(TATEYAMA-NO-MAI)

紫光の舞024_2
↑紫光の舞(SHIKOU-NO-MAI)



ここから番外編です。
(皐月ファンの皆様すみません。)


一昨年2匹の母親猫と知り合ってから、猫に対する認識だけでなく人生観まで変わってしまったような気がします。
急に始まった猫達による不思議な出来事はどれも余りにも衝撃的で、その時々の状況が頭に焼き付いて離れません。

初めての出会いは、まだ生まれたばかりでイモ虫のようなシロを作業場で見つけた事でしたが、その後母猫たちの死を乗り越え、1年半が過ぎました。
一度「奇跡の猫」でお話したご老人が、当時はまだ外猫状態だったシロを見そめて里子に出す話がでたのですが、その日の夕方、ご老人から高齢を理由にお断りの電話があり、結果的にシロは命拾いをしたのでした。

昨年の11月、そのシロが壁の方を向いたまま座って動かなくなり、何も食べずトイレにもいかなくなって急に元気がなくなったのですが、その日は病院が休みだったので次の日の朝、慌てて病院へ連れて行きました。
検査を受けた結果、「体温が普通より一度低く、動悸が激しいので心臓が悪いのかも知れない。もしそうであれば発作が出てから24時間位しかもたないので覚悟しておいた方が良いでしょう」と言われ、そのまま連れて帰りました。
とんでもなく甘えん坊で寂しがり屋のシロが、こんなに早く逝ってしまうのか、と思うと悲しくて可哀そうで、シロを抱いて頬ずりしたまま我慢できずに涙が止まりません。

すると急にシロが動き始めたので床におろすと、自分で毛布の所まで歩いて行き、明らかに活気が出てきているのを感じたのです。
それから少しずつ食事をするようになり水も飲み回復し始め、元気になったのでした。


でもその事がトラウマになって、シロが壁の方を向いて座っていると怖くなります。
シロは生まれた時ほとんど純白でしたが、少しずつ茶色が増えてきて娘からよく笑われます。
私達も名前を呼ぶのに抵抗が出て来たので最近は「チロ」と呼んでごまかしています。

今でも近所でノラ猫をよく見かけるのですが、すべてのノラ猫たちに少しでも幸せになってもらいたいですね。

IMG_3953.jpg
↑シロ(チロ?)

IMG_3949.jpg
↑キータン

IMG_3951.jpg
↑ミケ

IMG_3955.jpg
↑キータン(左)とテンちゃん(右:避妊手術後)
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テーマ:猫のいる生活 - ジャンル:ペット
番外編    Comment(8)   TrackBack(0)   Top↑

2014.01.21 Tue
園主の独り言【挿し芽苗と整型について】
私は小売業という事もあって挿し芽は余りやらなかったのですが、ずいぶん前に挿していた「明日香」が大きくなったのを見て、7年ほど前から少しだけ挿し芽をしています。

背丈を伸ばす設備もないので、個性と花時のボリュウム感を考え、ほとんどを株立ちに仕立てています。
そのさつき達もどうにか形になり始めたので、少し早いか?とは思いましたが、花時の映りを考えて一部を化粧鉢にあげてみました。(培養も兼ねているので鉢はかなり大きめです)
まだ盆栽とまではいきませんが、あと数年で面白い樹になりそうです。
以前にも数鉢を紹介したことがありますが、あの時より少しボリュウムが出てきたように思います。

盆栽は終わりがないので、持ち込みが良ければ古くなるほど趣が出てきます。
たださつきが他の盆栽と違うところは、良い花でなければならない事だと思います。
どんなに盆栽として形が優れていても、その品種としての花が咲かなければ評価はされず、もし花が悪い事を明かさずに売れば、さつきの世界では信用を失ってしまいます。
さつきにとって、花とはそれほど重要なのです。

さつき界全体がもっと花を大切に思うようになれば良いですね。




千羽鶴IMG_3943
↑千羽鶴(SENBAZURU)

ニュー飛鳥の誉IMG_3917
↑ニュー飛鳥の誉(NEW_ASUKA_NO_HOMARE)

はなびんIMG_3924
↑はなびん(HANABIN)

星の輝IMG_3936
↑星の輝(HOSHI_NO_KAGAYAKI)

飛鳥の誉IMG_3920
↑飛鳥の誉(ASUKA_NO_HOMARE)

明日香山IMG_3930
↑明日香山(ASUKAYAMA)

立山の舞IMG_3921
↑立山の舞(TATEYAMA_NO_MAI)

<整型品>
紅の天使樹高75Cm幹回り7CmIMG_3938
↑紅の天使(KURENAI_NO_TENSHI)樹高:75cm/幹回り:7cm

千羽鶴樹高90Cm幹回り8CmIMG_3937
↑千羽鶴(SENBAZURU)樹高:90cm/幹回り:8cm

なお姫       樹高100Cm 幹回り11,5Cm IMG_3960
↑なお姫(NAOHIME)樹高:100cm/幹回り:11.5cm




<おまけ>

IMG_3762.jpg
リアル招き猫(みけ)

テーマ:盆栽 - ジャンル:趣味・実用
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2014.01.14 Tue
園主の独り言【大昔を振り返って】
栃木に仕入れに行か(け)なくなって随分と経ちますが、初めて行った時から30年近く欠かさず年に数回通ったものです。

栃木は私にとって聖域であるため、他人(同業者等)を同行するのには抵抗があり、実の兄と数回トラックで行き、無理な時は一人で往復したこともあります。
慣れた人にとっては何ともない事かも知れませんが、私のような旅慣れない者にとってはかなりの苦痛で、栃木に着いてからも夜眠れなくてつらい思いをした事が度々でした。
途中から飛行機で行くようになり、栃木の業者の方の協力で軽トラックをお借りして1ヵ所にさつきを集め、あとから大型トラックで鹿沼土と共に運んでもらうようになり、荷が着いてからはお客様が数人で降ろすのを手伝って下さいました。

私が行き始めた頃の鹿沼市は、地元の大牟田市も小さな町だと思っていたのですがそれよりずっと田舎で、当時は自動販売機を探すのにさえ苦労するほどでした。
飛行機で行くようになって、春休みを利用してまだ小学生だった次女を連れて行ったのですが、それほどの田舎とは思っていなかったらしく…
夜、妻に電話をさせようと道路沿いの公衆電話ボックスへ行き、話し始めたら余りの寂しさに耐えきれずに泣き出してしまい、誘拐犯と間違えられるのではないか?と慌てたことがあります。

栃木に着いたら車で走りっぱなしになり、行く先々で商品を捜し、欲しいものを探し当てたところで値段の交渉になるので、滞在中気を抜くことは有りませんでした。
今考えればよくあんな状態でやって来たなと思うのですが、当時は3人の子供を育てるのに必死で、とにかく走り続けていたように思います。
でもそんな苦労?のかいあって、今でも電話で情報を知ることができる仲間がいます。
この業界では栃木が中心となっているので、栃木でのさつきの動きが参考となります。
今ではさつき屋さんもほとんどが世代交代して大きく様変わりしていることでしょう。

さつきを取り扱うようになってから、バブルの時代が始まったのですが、まっただ中を何となくよくわからないまま通っていると、知らない間に泡ははじけていたそうです。
その時私が置かれていた状態を例えるなら、抱えきれないほどの荷物を持って、よじ登っていた踏み台がいつの間にか消えてしまったという感じでした。
守りに入る歳だったらもっと違っていたのでしょうが、まだ若くてこれから築いていかなければならないような年齢だったので突っ走っていたのです。
私にとってそのことが良かったのか?悪かったのかは何とも言えませんが、それでも今こうして平和に暮らしていける事を感謝するべきなのかも知れません。




翠宝010
↑翆宝(SUIHOU)

高砂023
↑高砂(TAKASAGO)

彩014
↑彩(IRODORI)

新生008
↑新生(SHINSEI)

日本の光007
↑日本の光(YAMATO-NO-HIKARI)

翆蓮002
↑翆蓮(SUIREN)

白恵比須010
↑白恵比須(SHIROEBISU)

早耶香004
↑早耶香(SAYAKA)

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2014.01.07 Tue
☆新年のご挨拶☆
あけましておめでとうございます。

元旦は早朝から佐賀の「祐徳稲荷神社」へ初詣に出かけました。
渋滞に巻き込まれるのが嫌で、毎年同じような時間に出かけるようにしています。 

営業は4日からでしたが、作業は2日から始めています。
「亜輝姫」には変わった特性があり、思い切った摘蕾をやっておかないと、花が小さく(中輪程度)まとまってしまい本来の大きさには届きません。
花色も普通の紫紅色に留まり、本来の濃い赤色が見られません。
それなりの花は咲くのですが、それではおとなし過ぎて平凡な花になってしまい、とても同じ花とは思えないほどの違いです。
今年は思い切った摘蕾をして花時に備えているつもりです。

春先までは、まだ沢山の作業が残されています。
この時期にしかできない作業は、できる限りやっておかなければと思っています。

今年もよろしくお願いします。





明翆IMG_3650
↑明翆(MEISUI)

めぐみIMG_3640
↑めぐみ(MEGUMI)

那須野IMG_3677
↑那須野(NASUNO)

紫輝IMG_3528
↑紫輝(MURASAKI)

紫輝彩IMG_3590
↑紫輝彩(SHIKISAI)

亜輝姫IMG_3604_2
↑亜輝姫(AKIHIME) 赤花

IMG_3915.jpg
↑手入れをされ棚に並ぶ、長尺の【亜輝姫(左)】と【なお姫(右)】




<番外編>

IMG_3901.jpg
↑岩合さんの『猫歩き』の画面に見入る猫達(2階)

IMG_3913.jpg
↑私の短い足の間に入り切れなくなった4匹の兄弟たち(2階)

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↑1階の猫達

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↑仲良く昼寝(1階のミケとシロ)

テーマ:盆栽 - ジャンル:趣味・実用
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