盆栽ひとすじ40年の園主のコラム&ワンポイントアドヴァイス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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「 2013年11月 」 の記事一覧
園主の独り言【寒くなってまいりました】
今年は秋を感じることなく冬の寒さがやって来ました。
春が過ぎると、すぐに夏の暑さがやって来るように、癒しの季節が無くなりつつあるように感じてしまいます。 さつき盆栽を管理するのは自然相手の仕事ですから、季節の移り変わりや自然災害等には、とても敏感にならざるを得ません。 特に台風に関してはぎりぎりまで進行方向を見極めて、どうしてもだめだと思ったら、すべてのさつきを棚からおろさなければならず、大変な作業となってしまいます。 これまでは、台風情報を熱心に見ていると風の吹き具合を予想できたのですが、最近では太平洋を北上しているのに大きな鉢が直撃並みに落ちたり、大型の台風が日本海側に入り込み、どう見ても直撃するはずなのにほとんど吹かないまま通り過ぎたりと、直撃がないから良かったもののわからなくなってしまいます。 この季節になると、花物盆栽であってもある程度の整枝は必要となってきます。 盆栽型のように枝の付け根から無理に鋭角に曲げる必要はありませんが、枝と枝が交差しない程度には広げておいた方が、花が咲いた時に美しいと思います。 今「亜輝姫」がぽつりと一輪咲いていますが、純白の美しさに見とれてしまいます。 先日はハッとするような赤絞りが咲き、この時期は一輪一輪が花見本のように美しさを主張しているので、花時とは違った魅力を感じます。 「なお姫」の手入れがやっと終わり、「亜輝姫」の手入れも本数が少なくなった分進んでいて、来年に向けての準備が整いつつあります。と言っても全体からすればほんの一部にすぎず、手入れはこれからが本番と言うところですが・・・。 すべてのさつきを手入れするのは一人では不可能だと認めざるを得ませんが、今年よりきれいな花を咲かせるための努力は惜しまないつもりです。 来年こそ品種の持っている実力を最大限引き出して、微笑もうではありませんか。 ![]() ↑三姉妹(SANSHIMAI) ![]() ↑緑花の泉(RYOKKA-NO-IZUMI) ![]() ↑上の山麒麟(KAMINOYAMA-KIRIN) ![]() ↑白恵比須(SHIRO-EBISU) ![]() ↑山東華(SANTOUKA) ![]() ↑翆光(SUIKOU) ![]() ↑絆(KIZUNA) スポンサーサイト
テーマ:盆栽 - ジャンル:趣味・実用 ワンポイントアドバイス(肥料をあげましょう)
毎年脅威の台風シーズンもようやく終わったのではないでしょうか。
おかげさまで今年も直撃は免れ、ここ数年はとても助かっています。 この季節になると、品種によって沢山のとぼけ咲きが見られます。 私のところでは、大輪系の最新花が多く、小輪系でもまだ実際の花を見ていないものもあるので、いろんな意味でどんな花が咲くのか?楽しみです。 「さつき研究」を見ていると、実際に第一線で活躍されている方達のアドバイスの内容がとても現実的で、温暖化等、環境の変化にあった方法に変わってきたように思います。 植え替えや剪定の時期だけでなく、施肥についても以前ならタブー視されていた、花前の施肥も一部の品種を除いて推奨されるようになりました。 栃木の国生さんが元気でいらっしゃる頃、「好月」系の品種で、花前になると蕾が落ちてどうしても満足に咲かない品種が有り相談したところ、「花前でもかまわないから、肥料をいやと言うほどやってみな!」と言われ、売れ残りの固形油粕を鉢の表面が見えないくらいのせてみたら、その年初めて美しい花が咲いたという経験があります。 そう言えば、花物はバラやボタンをはじめとしてほとんどの植物が大量の施肥を必要とし、地面に植え込む前に根っこが触れないようにその下に肥料をいけ込むものも有ります。 植え替えにしても、以前は簡単に根洗いや根鉢をほぐして植え替える事を教えられてきましたが、庭木の移植を見ればわかるように、根鉢作りがとても重要で、根がばらけてしまうと活着率は極端に悪くなります。 さつきも同じでせっかく出来上がった根鉢を崩すべきではないと思います。 今年も秋季展を開催しないので、その分笑われないように、余計に手入れをしなければならないと思っています。 整形に使う銅線が手薄になり、アルミ線も使っていたのですが、思い直して銅線を注文しました。銅線は近くの資材卸店には置いてないので、どこでも手に入るアルミ線に切り替えようかとまで妥協しそうになっていたのですが、良い悪いは別として、こだわりは貫くべきだという気持ちになったのは、良い事だと思っています。 来年こそは「どうだい!」と大見得を切れるような素晴らしい花を咲かせなければ・・と静かな闘志を抱いています。 特に「なお姫」、「亜輝姫」は樹が太くなって充実した分、今年以上に素晴らしい花が期待できます。 「八塩流」で有名な塩野谷さんが、「これまでに自分で満足のいく曲付はまだ一度もない」と言われていたことがありますが、当時すでに完成品まで存在し、完璧なまでに美しい幹模様に誰もが日本一を認めていたのに、ご本人はまだその上を目指していらしたのです。 花を咲かせるのも、満足することなく追求することによって、品種の持っている実力に少しでも近づけるのではないかと思います。がんばりましょう! ![]() ↑新峰(SHINPOU) ![]() ↑銀の采(GIN-NO-SAI) ![]() ↑紅雲(KOU-UN) ![]() ↑華衣(HANAGOROMO) ![]() ↑なお姫(NAOHIME) ![]() ↑亜輝姫(AKIHIME)
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