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盆栽ひとすじ40年の園主のコラム&ワンポイントアドヴァイス
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プロフィール

園主

Author:園主
福岡県大牟田市にある皐月専門店「長野皐月園」の園主。

盆栽業を長く続けているからこそ、アドバイスできること。
思いなどをコラム調につづっております。
手軽でスタイリッシュではないけれど、趣のある昔かたぎな【皐月】の良さを、若い世代にも知ってもらいたい!
30年の間に培ってきた経験を、ネットを通して伝えて行きたいのです。

■2011年5月25日■
【なお姫】
(社)日本皐月協会に新花登録。
(長野嗣 名義)
---

お気軽にコメントください。
質問等も、出来る限りお答えしたいと思っております。
リンクをしてくださる方は、お手数ですがご一報くださいませ。

趣味:パソコン、車、DVD鑑賞など

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宣伝目的、掲載画像・文章の無断転載/仕様等、堅くお断りいたしております。

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2013.07.19 Fri
ワンポイントアドバイス(暑さ本番時期のお手入れについて)
雨が降りやみ、梅雨の曇り空が数日続いていたら、その日のうちに突然梅雨明け宣言が出され、そんな事にも慣れてしまいました。
夏本番となるとさすがに暑くて、7月初めだというのに、夕方(5時頃)車の外気温は37度を示していました。
連日30度は軽く超え、熱中症の多さも半端ではありません。

さつきも花後の芽摘みをきつくやっているのは、新芽の色が悪くて伸びないのではないでしょうか?
特に小品盆栽は傷みが激しいようです。
日差しが強いうえにダニやスリップス等も発生しているようなので、殺ダニ剤を散布後5日位してオルトラン水和剤を散布しました。
殺ダニ剤を散布してから10日程たちますが、葉の色が良くなりつつあります。


花後の芽摘みをしないと、新芽の葉が大きいのでどうしようもなく茂っているように見えますが、葉が引き締まってくるとそうでもなくなってきます。
芽摘みはせずに不要な芽を抜いたり、長すぎる枝を追い込んだだけの樹は葉の色も良く元気なので、秋口春先に剪定をするようにしています。

この時期はとにかく消毒をできるだけこまめに実行して葉や蕾を害虫から守りましょう
今年も異常な暑さが続きそうですが、できるだけ涼しくて風の弱い早朝に散布することをお勧めします。

10月まではさつきにとっての正念場なので、無理をしない程度に頑張りましょう!




紫輝彩IMG_3592
↑紫輝彩(SHIKISAI)

紫輝彩IMG_3590
↑紫輝彩(SHIKISAI)

新生IMG_3573
↑新生(SHINSEI)

光圓IMG_3551
↑光圓(KOUEN)

ふれあいの郷IMG_3587
↑ふれあいの郷(FUREAI-NO-SATO)

花月の誉IMG_3446
↑花月の誉(KAGETSU-NO-HOMARE)

こだまの舞IMG_3459
↑こだまの舞(KODAMA-NO-MAI)

彩春IMG_3458
↑彩春(SAISHUN)

春苑IMG_3476
↑春苑(SHUNEN)

海ほたるIMG_3445
↑海ほたる(UMIHOTARU)

新煌陽IMG_3486
↑新煌陽(SHINKOUYOU)

亜輝姫IMG_3493
↑亜輝姫(AKIHIME)
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ワンポイントアドバイス    Comment(4)   TrackBack(0)   Top↑

2013.07.10 Wed
園主の独り言【2013年の花の時期を振り返って…】
今年も花が終わり、また来年へ向けての作業が始まります。

振り返ってみると、これまでで最高に美しい花々が咲いたのではないでしょうか。
そんな中で値段が手頃(4~5年生)という事もあってか、「絹の舞」の評判が高く、「はなびん」「千裕」以来の爆発的な人気には驚かされました。

大輪系の最新花は実力通りの花を咲かせるためには、どうしてもある程度以上の大きさや技術が必要となり、それなりの値段もするので小輪系のように手軽ではありません。
樹高を低く(50~60センチ位)詰めると大きい花は咲かせやすくなりますが、それでは大輪の醍醐味がなく、私は個人的に大輪なら1メートル前後の樹高は欲しいと思っています。

その大輪系では「紫陽」の上品な美しさが際立っていたように思います。
昨年まではまだ力不足で美しい底白は確認できましたが、花数が少なく花の大きさも揃わなくて、実力は容易に想像できたものの、過剰に出回らせないようにと数量を制限して生産されたことにより、高価さばかりが目立ったのではないでしょうか。
でも今年はその価値を十分以上に感じさせる素晴らしい花を見ることができました。

花に挑戦していると、咲かせることの難しさや、同じ系統の花でも品種が違うと花色が微妙に異なり、真剣にやっている人にとっては、それが大きな魅力となります。
東洋ラン等のように花がすべてと言える植物では、花の微妙な違いを見分けることができないと、価値が大きく違ってくるので取り扱う事もできないはずです。
さつきの花は美しさや種類の多さ等、どこをとっても他の植物に引けを取ることはありません。
しかも毎年数十種類もの最新化が登録され、今でも進化を続けていて、愛好家の選択の幅は限りがないかのように豊富です。

それでも、九州内で数か所の花季展会場を見てこられたお客様が「一つの会場で立派な花を咲かせて展示されているのはせいぜい2~3鉢位で、みんな初心を忘れてしまったみたいですね…」と残念がっていらっしゃいました。

当園もそんな九州の片田舎にあって、さつき屋の中でも極少数派?の商売をやっています。
花の時期に来園されるお客様の8割以上は純粋に美しい花を見たくて来られる女性の方で、商売とはまったく関係ありませんが、とても喜ばれ、知り合いを連れてまた来園されます。
店に入られた時、余りの美しさに驚きの歓声をあげられるのには嬉しくなります。
それより九州のさつき愛好家の方達は最新花や花物に興味がないのか?常連様以外はほとんど来園されないのが不思議に思えてなりません。

皐月事情がどうであれ、来年は今年より良い花を咲かせるために頑張ろうと思っています。




絹の舞IMG_3096_2
↑絹の舞(KINU-NO-MAI)

紫陽IMG_3341_2
↑紫陽①(SHIYOU)

紫陽IMG_3340_2
↑紫陽②(SHIYOU)

夢未来IMG_3356_2
↑夢未来(YUMEMIRAI)

翆峰IMG_3238_2
↑翆峰(SUIHOU)

大寿IMG_3196_2
↑大寿(DAIJU)

桃香IMG_3427_2
↑桃香(MOMOKA)

日本の光IMG_3317_2
↑日本の光(YAMATO-NO-HIKARI)

清峰IMG_3321_2
↑清峰(SEIHOU)

五輪錦IMG_3323_2
↑五輪錦(GORINNISHIKI)

なお姫IMG_3327_2
↑なお姫(NAOHIME)

亜輝姫IMG_3199_2
↑亜輝姫(AKIHIME)

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