「はなびん」は登録前に花つきの苗(2番子)を分けてもらっていたので、ちらほら咲きかかった時、その個性的な美しさに爆発的な人気を予感しました。親になる
「立山の舞」は早くから取り扱っていたので、その風変わりな花形には慣れていたものの、あの色彩と花形との組み合わせはとてもインパクトがあり、在庫が無くなりそうになった時「登録して新花大賞をいただいた!」と喜びの一報がありました。
さらに追加注文しようとしたら、古い方は完売して買い戻しながら販売しているとの事で仕入れることはできませんでした。
その時の木を1本残しておいたのが、写真(1)の
「はなびん」で、株立ちに仕立てている
「はなびん」はその子供達です。
新芽の伸びは良いので単幹でも作れそうですが、あの花はあふれるように咲かせたほうが面白いと思って、
多幹樹形にしました。
「明日香」も古い方の三幹立ちは、20年近く前に挿し芽をしていたもので、ここまで古さが出てくると、あとはこまめに枝作りをして一応の完成を見ることができるでしょう。
さつきの花をより美しく咲かせるためには、その木が持っている力と花数のバランスをとることが大切で、その上で消毒や肥料、さらには活力剤などの力を借りる事も必要となるようです。
勿論、根の状態が健全なことが前提となるわけですが。
4月の中旬に入ると早咲きの品種は少し開き始めます。
その前までにしなければならない作業がたくさん残っています。
2月の下旬には1回目の施肥をして、殺ダニ剤の散布もする予定です。頑張りましょう!

↑はなびん(HANABIN)(1) 樹高90cm / 幹回り10cm

↑はなびん(HANABIN)(2) 樹高56cm

↑はなびん(HANABIN)(3) 樹高45cm

↑五月晴(SATSUKIBARE) 樹高30cm

↑明日香山(ASUKAYAMA) 樹高40cm

↑立山の舞(TATEYAMA-NO-MAI) 樹高58cm

↑飛鳥の誉(ASUKA-NO-HOMARE) 樹高48cm

↑立山の舞(TATEYAMA-NO-MAI) 樹高48cm

↑明日香(ASUKA) 樹高72cm / 幹回り<主>8cm