盆栽ひとすじ40年の園主のコラム&ワンポイントアドヴァイス
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プロフィール

園主

Author:園主
福岡県大牟田市にある皐月専門店「長野皐月園」の園主。

盆栽業を長く続けているからこそ、アドバイスできること。
思いなどをコラム調につづっております。
手軽でスタイリッシュではないけれど、趣のある昔かたぎな【皐月】の良さを、若い世代にも知ってもらいたい!
30年の間に培ってきた経験を、ネットを通して伝えて行きたいのです。

■2011年5月25日■
【なお姫】
(社)日本皐月協会に新花登録。
(長野嗣 名義)
---

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質問等も、出来る限りお答えしたいと思っております。
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趣味:パソコン、車、DVD鑑賞など

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2012.09.24 Mon
ワンポイントアドバイス(涼しくなってきたら…)
朝晩はめっきり涼しくなり、さつきの手入れの季節になりました。

葉の色が回復している木には施肥が必要でしょう。
愛好家によっては、8月の末に肥料を与える人もいますが、私は夏の疲れからの回復を待って、9月の中旬頃から与えるようにしています。

9月は消毒もしっかりと徹底しておく必要があります。
いつもこまめにする人は毎週散布するとの事ですが、私の場合梅雨の時期は雨続きで殆ど散水する事が無く、水道代も基本料金程度で済みましたが、花時の疲れと降り続く雨によって消毒する回数が極端に少なくなってしまいました。
梅雨が明けたら連日30℃を超える真夏日で夕立も来ない日が続き、1日2回・約4時間の水やりの日が続き水道代は一気に5倍を超え、伸びてくる草も刈らなければならず…
体力と気力が持たなくて、満足のいく消毒ができませんでした。

その"ツケ"は葉の色に表れ、これまでで最悪だったようにも思えます。
あるお客様からは園内のさつきが全滅しているかのような嫌味を言われ、悔しい思いもしましたが、これも職業としてさつきを管理する者の宿命だと思い、回復を目指しました。

一番効果があったのは殺ダニ剤の散布だったと思います。
スリップスにも効く殺虫・殺ダニ剤なので、一週間もすると葉の色は目に見えて良くなり、その後のオルトラン水和剤の散布でシンクイ虫の被害も止まり、殆んど正常な葉の色に近くなり、嫌味を言っていたお客様も何も言わなくなりました。
今考えると、やはりもっと早めの対策をするべきだったと反省しています。


こんなに長くやっていても次々と問題が出てきて、なかなか克服できないものです。
頭の中では分っているのに、思うようにいかないのが自然の中での現実なのでしょう。

当園の棚は最新花を中心として、10号以上の鉢のさつきがこれまでで最高に近いのではないか?と思えるほど増えています。
それを一人で管理しているのですから、歳をとるほど疲れがたまってしまいます。
間違った消毒、施肥、剪定、植え替え、散水等で根を傷めさえしなければ、葉の色が悪くなったり、虫から食べられる位なら後からでも対処出来るはずです。

まずは体をこわさないのが一番大切な事だと思うので、あまり無理をしない程度に頑張りましょう。



なお姫003_2
↑なお姫(NAOHIME)

亜輝姫018_2
↑亜輝姫(AKIHIME)

楠玉032_2
↑楠玉(KUSUDAMA)

美良野026_2
↑美良野(MIYOSHINO)

早耶香038_2
↑早耶香(SAYAKA)
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2012.09.11 Tue
ワンポイントアドバイス(秋になる前のお手入れについて)
日中はまだ暑いものの、朝夕はめっきり涼しくなりよく眠れます。

さつきも徐々に回復すると思いますが、今年は消毒不足がたたりシンクイ虫が発生して、あちこち芽先が茶色になっています。
殺ダニ剤に関しても、サンマイト等スリップスにも効果がある薬なので、もっと早い時期に散布する方が良かったのではないか?と思っています。
ただ注意書に気温が30℃以上の時には使用しないように書いてあったので、9月に入ってから散布していたのですが、来年はもっと早く散布しようと思っています。

品種による違いなのかは分りませんが、毎日鉢の中だけでなく葉水を前後からたっぷりかけていたさつきは、葉の色も良くとても元気です。
でも、毎日の事ですから時間や水道代、体力等を考えると、すべてに同じような管理はできないのが現実です。

私は寒冷紗を張った事は無く、さつきにとってはかなり厳しい夏の環境だと思いますが、逞しくは育つでしょう。
どんなに長くやっていても課題ばかり出てきて、これで大丈夫!という事は有りません。
花を咲かせるのも、樹形を作るのもとても複雑で奥の深い世界だと思います。



もう、ずいぶん前になりますが、私が尊敬するところの一人である東京の宝田さんが、「前に針金をかけた木は、今見るとへたっぴで恥ずかしくなる」と言われていました。
お棚にずらり並んでいる「八塩流」の模様木はどれも素晴らしい整形をしてあり、作り手の向上心と意識の高さにはただ驚くばかりでした。

この世界に入って亀山さんや宝田さんをはじめとして素晴らしい方達と知り合い、お話を聞いたり、作品にふれた事によって、ここまで続けてこれたのだと思います。

今、私は栃木の名人に一歩でも近づくような花を咲かせる事ができればと思っています。
”この花が・・・の品種なのか!”と驚かれるような花を咲かせたいですね。
さつきの花は皆さんが思っているよりもっと凄いのだと思いますよ。





愛花034_2
↑愛花(AIKA)

五月晴027_2
↑五月晴(SATSUKIBARE)

五輪錦044_2
↑五輪錦(GORINNNISHIKI)

山東華048_2
↑山東華(SANTOUKA)

紫苑032_2
↑紫苑(SHIEN)

千裕005_2
↑千裕(CHIHIRO)

こだまの舞014_2
↑こだまの舞(KODAMA-NO-MAI)

幸の輝006_2
↑幸の輝(SACHI-NO-KAGAYAKI)

紫扇008_2
↑紫扇(SHISEN)

明翠009_2
↑明翠(MEISUI)

テーマ:盆栽 - ジャンル:趣味・実用
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2012.09.04 Tue
御無沙汰しております。
厳しい暑さが続いています。

今の所、直撃は免れているものの台風が近づいてきた時はそれなりの準備をしなければならず、消毒の方がおろそかになってしまいました。
今年は品種によって葉の色がとても悪く、ダニの被害だけでなく暑さによるものもあるのではないか?と思っています。
というわけで、昨日は殺ダニ剤を散布しました。

---
ところで…
嬉しい報告です。

今年、栃木県皐月界に新花登録させていただいた「亜輝姫」が栃の葉書房さんから発行される来年(2013年)のカレンダー「最新花と盆養木」3月・4月の頁に大きく掲載されました。
002_20120904224558.jpg


「月刊さつき研究」8月号に登録の写真が掲載された時は、小さすぎて本来の良さが見えなかったのですが、今度は大きい写真なので特徴が出ているようです。
「亜輝姫」の見せ場は、深紅の花を最大限に引き立てる、美しい「白」にあると思います。

昨年登録した「なお姫」も、今年はその特徴となる肉厚で大々輪の花弁に素晴らしい色彩を見る事ができました。それなりの花はいつでも咲くのですが、納得のいく花を咲かせるためには、相当かわいがらなければなりません。
管理の状態によって花弁の厚みや大きさばかりでなく色の濃さまで違ってくるようです。

お陰様で当園にも「なお姫」「亜輝姫」という2本の看板木を持つ事ができました。
花が大きいほど咲かせるのも難しくなるようですが、より良い花を咲かせるのは愛好家の管理次第だと言う事でしょう。


皆様、頑張ってきれいな花を咲かせましょう!



なお姫と亜輝姫004_2

↑なお姫(NAOHIME)<左>/亜輝姫(AKIHIME)<右>

三姉妹(赤の2色咲き)027_2

↑三姉妹(SANSHIMAI)<赤花の二色咲き>

玉織姫017_2

↑玉織姫(TAMAORIHIME)

花月の誉007_2

↑花月の誉(KAGETSU-NO-HOMARE)

紫輝彩021_2

↑紫輝彩(SHIKISAI)

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