盆栽ひとすじ40年の園主のコラム&ワンポイントアドヴァイス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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「 2012年01月 」 の記事一覧
園主の独り言【今年の目標】
今年も大きな目標ができました。
昨年の「なお姫」に続いて、第二弾となる新花の登録を予定しています。 「なお姫」と同じ「翠扇」系の大輪では有りますが、花の割に葉が小さく、てり葉で太りは早く、花がきれいなだけでなく盆栽にも向いているように思います。 花の迫力では「なお姫」の方が上のようですが、白の色がとても美しいので紫紅色の絞りが上品に映り、花形は光琳咲きで、「なお姫」とはタイプの異なる花だと思います。 この品種の一番子は「なお姫」より古く、約12年生になり、総数でも20本しか有りませんが、今のところ苗を生産する予定は有りません。 「なお姫」と共に、当園の今年の花季展に展示する予定ですので、どうぞご期待下さい。 外国でのさつき人気は大いに盛り上がっているそうですが、本家日本においてのさつきを取り巻く環境は決して明るいものでは有りません。 そんな中で、九州に住んでいる私が新花登録をする事によって、全国のさつき愛好家の方達に「さつきの花にもっと目をむけましょう!」と発信している思いがあります。 私が最新花に力を入れるきっかけとなったのは、栃木の国生さんとの出会いからでした。 皐月界の情報取得に意欲的で、先を読む事に関しても非凡な才能を持ち、その眼は当然のように早い時期から最新花へと向けられていたようです。 国生さんは代表作とも言える「煌陽」を世に出され、「煌陽」はその後、銘花としての一時代を築くことになりました。 あまりの美しさゆえに、協会側が意図的に農林水産大臣賞の受賞を引き延ばす事によって、受賞を狙う愛好家の意欲をかき立てたと言う噂さえ残っています。 その国生さんがお亡くなりになってかなりの年月が経ちますが、国生さんをよく知る人達は、「国生さんがいたら新花の状況も変わっていたに違いない」と口々に言われます。 国生さんも我々と同じ商売としてさつきを取り扱っていたので、いろんな目で見る人もいたでしょうが、新花の流れを作るだけの力を持った凄い方でした。 今のさつきが花木として世界に誇れるほどの、素晴らしい多彩な花を持っているのに、愛好家の方達でさえ、本当の意味でその魅力に気づかれている人は案外少ないようです。 あまりにも盆栽としての形を優先して、花は咲いた後が面倒だからと、咲かせない人も多いそうです。 愛好家の殆んどがさつきを始めるきっかけとなった美しい花を大切に思わないで、周りの人達をさつきで感動させる事は出来るはずも有りません。 今年こそは!という思いで実力通りの花を咲かせる事に毎年挑戦しています。 一人でも多くのさつき愛好家が、花季展に1本、美しい花物仕立ての最新花を展示されるような時代が来る事を心待ちにしています。 ![]() ↑翠光(SUIKOU) ![]() ↑織姫(ORIHIME) ![]() ↑翠香(SUIKA) ![]() ↑大寿(TAIJU) ![]() ↑万里の煌(BANRI-NO-KIRAMEKI) ![]() ↑ほたる火(HOTARUBI) ![]() ↑さくら(SAKURA) ![]() ↑ニュー飛鳥の誉(NEW-ASUKA-NO-HOMARE) ![]() ↑五月晴(SATSUKIBARE) ![]() ↑寿光冠(JUKOUKAN) スポンサーサイト
テーマ:盆栽 - ジャンル:趣味・実用 園主の独り言【良い花を咲かせましょう】
今年は正月早々風邪をひき、それでも植え替えやら根洗いをしなければならないので、少しよくなっても完全には治りません。
植え替えに使う鉢や鹿沼土の量は半端ではなく多いので、かなり大量に購入していても、知らない間に無くなってしまいます。 その鹿沼土を仕入れていた資材屋さんが、2~3か月前から仕入れを止めてしまい、新たな卸屋を探さなければならなくなりました。 長い付き合いで、何の不安も持たずに寄りかかっている状態だったので、急にこんな事になるとは思ってもいませんでした。 それでも私のように何でも一人でやっている完全な個人事業は、愚痴をこぼしながら我慢していれば済むところも有りますが、従業員を大勢抱えている所は大変だと思います。 今の時代どこまで我慢すればトンネルを抜けるのか?まったく先が見えません。 年明けから夢を砕くような暗い話で申し訳ありませんが、他人の不幸は蜜の味だと思ってどうか聞き流してやって下さい。 こんな時だからこそ、私はきれいな花を咲かせて、理屈抜きで美しいさつきの花を多くの人に見て貰いたいと思っているのです。 美しい花は何の説明も要りません。 先日、自称ベテラン愛好家が来園し「花はどれも同じだ!」と咲かせた事も無い花にケチをつけ、花物(新花)をバカにするのには驚いてしまいました。 さつき愛好家の方が花の区別もつかないようでは話になりません。 さつきを愛する人からは聞きたくない言葉です。 ある会員さんは、何の先入観も持たない来訪者から、咲いていたさつきの花(新花)の美しさを指摘され、その事がさつきを見つめ直すきっかけになったと聞いています。 いつも見ていると美しさに気付かなくなってしまうのかも知れません。 それでも今ではほとんどの会員さんが賛同され、同じ方向へと進むようになりました。 昨年私が「なお姫」を登録させて貰った事も、その花の美しさと存在感を認めた上で後押しをして下さった会員さん達にとっては、弾みになったものと思います。 良い花を咲かせるには、樹をいじめない事が大切です。 これまでの大輪系の農林水産大臣賞受賞木は、そのほとんどが同じ品種だとは思えないほど大きくて立派な花を咲かせてあったと聞いています。凄い技術だと思いますが、まずは樹を思いっきりかわいがってやらなければ、さつきも応えてはくれないでしょう。 私達の愛好会が、九州からさつきの花の魅力を少しでも発信していけたらと思っています。 ![]() ↑桃源郷(TOUGENKYO) ![]() ↑春苑(SHUNEN) ![]() ↑涼風(SUZUKAZE) ![]() ↑はなびん(HANABIN) ![]() ↑めぐみ(MEGUMI) ![]() ↑彩華(SAIKA) ![]() ↑美裕(MIHIRO) ![]() ↑桃香(MOMOKA)
テーマ:盆栽 - ジャンル:趣味・実用 ☆★ 新年のご挨拶 ★☆
あけましておめでとうございます。
月刊「さつき研究」の2月号に長野皐月園愛好会の花季展に出品された作品の一部が掲載されました。 全員の作品が掲載されるわけでは有りませんが、会員さんにとって大きな励みになっているのは確かです。 花季展には毎年栃木から取材に来ていただき、心より感謝しています。 一人で来て九州を取材してまわられる記者の方は勿論、他の方達が全国で取材されるわけですから、交通費・宿泊費など経費の事等も考えると、大変なサービスだと思います。 それまでは本の中の世界は我々とは別世界であったのに、今ではそこに私達も参加している、とても身近な世界に変わりました。 影響力の強い立場にありながら、愛読者をあおりたてるような激しさが無く、あくまで中立的な立場を貫かれている所も立派だと思います。 日本皐月協会の本部展をはじめ、栃木県皐月界や鹿沼皐月界など最大級の展示会の作品だけでなく、全国各地の展示会の作品も一年を通して掲載され、とても参考になります。 その中に当園愛好会の作品が掲載された時、会員さん自身が自分のレベルを推し測る事もできます。 さつきの趣味は”継続は力なり“と言う諺がよくあてはまるのではないでしょうか。 本気で長く続けていれば、得る知識は多く、積み重ねられていきますが、同時に奥の深さ幅の広さにも気づかされ、自分の好み以外を否定する事ができなくなるはずです。 私を含め皐月愛好家の方達は「実るほど、こうべをたれる稲穂かな。」でありたいものです。 今年も皐月愛好家の皆様が幸福であられる事を願っています。 ![]() ↑千裕(CHIHIRO) ![]() ↑新生(SHINSEI) ![]() ↑琴の舞(KOTO-NO-MAI) ![]() ↑那須野(NASUNO) ![]() ↑翠宝(SUIHOU) ![]() ↑白蓮(BYAKUREN) ![]() ↑紫竜の誉(SHIRYU-NO-HOMARE) ![]() ↑大盃の光(OOSAKAZUKI-NO-HIKARI) ![]() ↑玉織姫(TAMAORIHIME) - Comment(0) TrackBack(0) Top↑ | HOME | | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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