園主の独り言【2010年度秋季展について(前篇)】
「秋季展」は11月23日をもって無事終了しました。多数のお客様に御来園頂き、ありがとうございました。
今回は、会員数の減少による展示数の少なさを無理に増やそうとはせず1席を広くとり、それぞれの皐月にすべて下草を添え、ゆったりとした飾りになったことでかえって好評だったようです。
毎年どんな展示会になるのか不安ばかりが募るのですが、なるようにしかならず、「出展された皐月を無理せずに精一杯きれいに見えるように飾ればいいのだ」と思うようになり、今年は背伸びせず、あまり疲れなかったように思います。
1986年の初めての「秋季展」から2010年の今回まで毎年開催を続けていますが、個人の皐月業者が店に集まるお客様だけの皐月で行う展示会ですから、小さいながらもよく頑張っているのではないでしょうか。
しかも作品のすべてが新木から作り上げられたと言うので、出品者の思い入れが強く、開催する者にとっても
価値ある展示会だと思っています。
これからの目標としては、1席の飾り付けをそれぞれの会員さんが工夫されるようになれば、もっと皐月を楽しめるのではないでしょうか。
それでは「秋季展」に展示された作品の一部をご覧ください。

↑床飾り

↑金采

↑笑獅子

↑千代の光

↑大盃

↑大盃の光