今年も沢山の皐月が新花登録や認証され、月刊「さつき研究」の8月・9月号には、それらの花の写真がすべて掲載されているので毎年楽しみにしています。私が所有している新花は、全体からすればほんの微々たるものですが、その中の品種が新たに他の協会に登録や認証されると嬉しくなるものです。
昨年
「日本皐月協会」に登録された
「紅子」は、登録されたご本人から数年前にその存在をお聞きしていて、一昨年鹿沼皐月会に認証されたのと同時に、古い方の苗(花芸確認済み)を分けてもらい、今も数本所有しています。

まだ小さな(樹高80cm、幹回り7cm)木ですが、花が咲けば大物の中にあっても目立ってしまう程可憐な花です。
この素晴らしい花は、「麗子」、「裕子」と共に末永く所有していきたいと思っています。
今年「日本皐月協会」に登録された
「紫苑」は、花が咲かせやすい上に驚く程花もちが良く、垢ぬけた美しさを備えています。
最初に3?4年生くらいの苗を手に入れ咲かせた時は、色彩がくどくて余り感心しなかったのですが、その後に仕入れた中間木の花は、まったくイメージが異なり大変好評でした。
今年「日本皐月協会」に登録された
「紫陽」は、昨年
「栃木県皐月会」に登録されるのを待って、購入しました。
「栃の葉書房」さんから出ている「新花と盆養」のカレンダー、9・10月のページに花の写真が大きく掲載されているのも、期待の大きさの表れでしょうか。
今年「鹿沼皐月会」の認証を受けた
「ふじの輝」は、この春手に入れ、初めて花を見ました。

入手後植え替えた事もあり、本来より花が小さかったように思います。
色彩は全体的に白勝ちでその中に切れのいい紫色の絞りが入り、稀に覆輪や紫色無地も出る事が有ります。
特徴とも言える多弁咲きも多く出て花もちが良く、上品な感じがしました。
今年は天候のせいか、
シンクイ虫等、害虫の発生が多いようです。
それにダニの被害も見られます。
例年以上に
消毒が必要だと思います。
暑さに負けず頑張って下さい。