「皇帝ダリア」の幹を12月の末に短く切り揃えておいたのですが、知り合いの方から地面に直接挿していても根付くと言われ、今回は
150本余り挿し木して、発根もしていない状態ですでに半分くらいは差し上げました。
年が明けると皐月の花も近づいたような気がします。
1月4日は朝から常連さん達が遊びに来られ、お正月の床飾りに初めて皐月を飾ったと言う方もおられました。
とても好評だったそうで、こんな時に展示会での経験が役に立ち良かったです。
花が咲いている時から、
花を確認された皐月の仕入れが始まります。
1年寝せる覚悟が必要となりますが、「最新花」を取り扱う上では大切な事だと思っています。
今年も初めて見る花や、期待している花がいくつかあります。
「最新花」は手に入れてから3?5年くらいは、それまでになかった色彩が出現したりして楽しませてくれるのですが、
品種の持っている魅力を十分引き出すためには、その木が持っている素質は勿論の事、知識や努力も必要となります。私自身、数が多いこともあり、それなりの花を咲かすことはできるのですが、
「紫扇」、「海ほたる」、「天使の翼」等は未だもって満足できる大きさの花を咲かせきっていません。
それでも開花時期ともなれば、毎朝いつもより早く目が覚め、開き始めた「最新花」の花々を確認するのは何よりもの楽しみとなります。
九州での大規模な展示会は「秋季展」しか開催されておらず、そのためか愛好家の花に対する関心は低く、「花季展」でさえ花の美しさを競っている方は少ないように思われるのが残念でなりません。
地方の展示会等でも以前のように花の美しさを競う「花季展」になれば、もっと多くの人に皐月をアピールし愛好家を増やすことも可能だと思います。
これからの皐月界を活性化できるのは「最新花」をはじめとする
美しい花ではないでしょうか。

↑白恵比寿

↑那須野

↑翠宝

↑美良野

↑新壬生