盆栽ひとすじ40年の園主のコラム&ワンポイントアドヴァイス | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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「 2009年11月 」 の記事一覧
園主の独り言【秋季展を終えて…】
お陰様をもちまして「秋季皐月展」は11月23日をもって終了しました。
御来園下さった皆様ありがとうございます。 当園における「秋季展」は今年で24回目となり、地方の一皐月園に集う愛好家のみによる皐月の秋季展としては、頑張っている方だと思います。 会員さんの殆どがサラリーマンを退職された方々で、年金暮らしをされており、国民年金の方もいらっしゃいます。 しかも86歳を筆頭に80歳以上が5人在籍され、他の会員さんたちと同じように元気に活動されておられます。 最近では私自身も重たい皐月が苦になり、太さに魅力を感じなくなりつつ有り、自然と花の美しさへ目が向いてしまいます。 私が個人的に尊敬している会員の方がご高齢により体の自由が利かなくなり、やむなくさつきを手放される(無償)時「これだけは置いておきます。」と言われ、残されたのは全て花のきれいな細身の最新花でした。 私より皐月歴の古いベテランの会員さんで、立派な皐月盆栽も数多く所有されていました。 「さつき研究」誌でも「ボンサイギャラリー」や「さつき作り」の実技に登場された事が有り、他にも多くの作品が掲載された方ですが、まさに「花に始まり花に…」を私に示されているかのような気がしています。 今年は今まで以上に厳しい状況の中での「秋季展」だったので、内容的には反省点が多かったように思います。 それでも会員さん達としては精いっぱい努力されての事ですから、この次はもっと良い展示会にする事を目指しておられるものと確信しています。 作品の一部をここに紹介させてもらいます。 ご覧下さい。 ![]() ![]() ↑旭小町 ![]() ↑珠光の月 ![]() ↑秋田錦 スポンサーサイト
テーマ:花と生活 - ジャンル:趣味・実用 園主の独り言【秋季展示会開催中】
展示会が近づいてくると、会員さん達が出品予定の皐月を持ってよく来られます。
少しでも不安を解消する為に私からのアドバイスやちょっとした手直しなど、熱心な方が多いので皆さん真剣です。 そんな中、ベテランの会員さんが、太みはないものの、いかにも古さを感じさせる文人木の「ヤタの鏡」を持って来られました。 確かに持ち崩されてはいたのですが、素質の良さを感じ、それを生かすべく、私に託されたのでした。 おそらく20年くらい前に細幹の素材をお売りしていたものだと思うのですが、見た瞬間久々に創作意欲をかき立てられ、作ってみたいという衝動に駆られました。 木作りは誰がやってもそれなりにきれいには仕上がるものです。 しかしこの木に限ってはこんな風に作ってみたいと強いこだわりを持って改作に挑みました。 皐月の手入れをするたびに木作りの奥深さを思い知らされます。 花においては無限の可能性を感じさせられ、木作りにおいてはその奥の深さに自分の未熟さを受け入れざるを得ません。 そんな皐月に挫折感を抱く事は有れ、飽きる事が有るのでしょうか? 数百年も生きる皐月にとって40年、50年生の木が古木と言えるのか分かりませんが、盆栽でなら古木らしさや風雪に耐えて生きる姿等、いろんな樹形が表現できます。 自然風の樹形でも長い年月をかけ、優れたセンスと技術によって「らしさ」をうまく表現したもので決して本当の自然の木では有りません。 栃木の先輩の方達による自然風樹形の表現を目の当たりにした時、単に技術のみならず栃木と言う寒さの厳しい土地に生きる自然の木の姿が九州とはずいぶん違って見えるのです。 日光の山中を通っている時、見た事もない自然の木の姿に、あの感性は実物を見て身に付いたもので、頭で考え及ぶものでは無いと痛感させられました。 それにしても、あの自然木の厳しさを皐月盆栽に完全に生かしきる鋭い感性と技術は、すごいとしか言いようが有りません。 最近では「さつき研究」誌を見ていると、いろんな地方でも自然風の創作樹形がよく飾られていますが、どこまでも自然風な幹の流れや枝先の小さな動きにまで鋭く厳しさを表現した樹形を見てしまってからは、どうしても物足りなさを感じてしまいます。 それこそが盆栽の奥の深さなのではないでしょうか。 ![]() ↑クリックしたら大きな画像になります (展示中作品) - Comment(0) TrackBack(0) Top↑ 2009.11.09 Mon☆お知らせ☆ さつき研究に掲載していただきました。
先日の「花蓮光」は少し手直しをされ無事に大役を果たし、皆様に喜んでもらえました。
![]() ↑その時に撮った写真です。 「さつき研究」誌の11月、12月号と続けて、長野皐月園愛好会の会員さん所有の作品が掲載されました。 11月号に掲載されたのは、昨年の秋季展へ出品された「鶴翁」です。 ![]() ↑鶴翁 この品種は兄弟種の「筑峰」とよく似ていますが、根が弱く太りも若干遅いように思います。 作者はこの木を新木から15年位持ち込み、自分の手でこの姿まで作り込み、維持されています。 因みに同じ時他の方にお売りした数本の兄弟木はすべて枯死してしまい、この品種の太木を鉢で持ち込む事の難しさを知っている者にとっては、感心させられるばかりです。 12月号の「光琳」も昨年の秋季展へ出品された時のものです。 ![]() ↑光琳 この木は全く曲付けされていない新木を1度は自然風の枝付けを試みられたのですが、断念して丈を3分の2ほどに切り詰め、枝数もまばらだったものを根気強く持ち込み、20年近くかけて自分の手で作り込まれた作品です。 「さつき研究」誌へも花姿等これまでに数回掲載された事が有ります。 同じく12月号の「ボンサイ・アート・ミュージアム」と言うコーナーに1ページを使って、当会の会員様が作者の顔写真入りで掲載されました。 花季展出品の「夢物語」です。 このような若木がこのコーナーに取り上げて貰えたのは花が美しい最新花だからこそだと思います。 作者はこれまで盆栽型の皐月にしか興味を示されなかったのですが、最近定年を迎えられ、「海ほたる」の購入がきっかけとなり最新花の美しさに魅せられ、早くも大きなプレゼントを頂かれる事となりました。 この事は、最新花に力を入れている私にとっても大きな励みとなります。 なお当会員の作品がこのコーナーに掲載されるのは「夢物語」で8本目となります。 ![]() ↑夢物語 本年度の長野皐月園愛好会主催の「秋季皐月展」は11月21日(土)?11月23日(月)までの予定となっています。 多くの御来園をお待ちいたしております。
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