「 2009年08月 」 の記事一覧
2009.08.19 Wed
皐月写真【紫輝】
梅雨明け直後の強い光線に耐えきれず、葉が焼けたりすぐにしおれていた弱々しい枝葉も、真夏日にだいぶ慣れてきたみたいでたくましさを感じます。 この事は毎年経験しているのに1年たつと忘れてしまい、ちょっとオドオドしてしまいました。 真夏は来園されるお客様も少なく暇はできるのですが、この暑さの中で何らかの作業をする気力も失せてしまい、水やりと定期的に行う消毒で精一杯です。 今年は、お向かいにできた、レストラン「集」(あつまり)の植木への水やりも私の役目で時間はとりますが、皐月の水やりからすれば楽なものです。 今「紫輝」の花があちこちでポツリポツリと咲いています。 少ない花数なので1輪1輪がはっきりと見え、花時よりきれいな 絞りが出ているように思えます。 ↓  これからもっと他の種類も咲きそうですが、それも皐月をやっている楽しみの一つです。
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番外編
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2009.08.08 Sat
園主の独り言【月刊さつき9月号に掲載!】
梅雨明けと同時に恐れていた真夏日がやって来ました。程良い環境の下で茂りすぎていた枝葉が、急に40度近い暑さと強烈な直射日光に照らされ、じっと我慢して耐えているように見えます。 こんな時水切れをさせると、葉が焼けてしまうので注意が必要です。 地面に植えていたアジサイの葉は、水切れしていなくても焼けてしまうほどで、こんな時に1日1回の水やりで済ますのは無理だと思いました。 先日届いた 「月刊さつき研究」の9月号に当会(長野皐月園愛好会)メンバーの 高野さんの「楼蘭」が85ページに掲載されました。この作品は今風?とでもいうか、 文人調の途中多幹樹形で美しい幹肌とコケ順を見せています。 2003年鹿沼皐月会に登録された最新花で、派手ではないのですが微妙なトキ色の色彩は、写真ではその魅力を十分に表現する事は出来ないようです。 樹形もゴテゴテとなりやすい枝を極めてあっさりと仕立てながら、持ち込んであるのには感心させられました。  ↑『楼蘭』月刊さつき研究9月号に掲載 ご本人も大変お気に入りの1本でこの時を心待ちにしておられ、厳しい状況の中、毎年取材に来て下さっている「栃の葉書房」の方々には深く感謝しています。 今年の花季展においてのスターはやはり 「新生」だと思います。 日本皐月協会の本部展と鹿沼皐月会の双方において、 花物の部で最高位を獲得したのも実物をご覧になった方なら、誰もが納得されるはずです。 太りが早く、花が咲かせやすく、美しい花にありがちな難しさがこの品種には有りません。  ↑『新生』 枝変わりの 「新翠」も素晴らしい豪華な花で、単に「新生」の白地として片付けられない、 堂々とした存在感が有ります。 この花に寄せる期待も大きいのではないでしょうか。 「栃木県皐月会」や「鹿沼皐月会」の花季展には、さすが 皐月の本場とうならせるだけの最新花が多数出品されて見ごたえが有ります。 それには業者の方々の意気込みが感じられ、花季展の大切さも痛感させられます。 これからもっと 皐月の花に興味をもたれる愛好家が増えていくことを強く願っています。
テーマ:花と生活 - ジャンル:趣味・実用
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2009.08.05 Wed
園主の独り言【近況報告】
長い間ご無沙汰しました。パソコンに関して頼みの綱である次女夫婦のレストラン「集」が、予定通り7月7日に無事オープンする事が出来、私達夫婦も本業はそっちのけで何かと手伝う事も多く、パソコンを修理に出すのが遅れてしまいました。 今年は 梅雨の豪雨が長引き、ここ大牟田市も災害が起きなかったのが不思議なくらい激しい雨に見舞われたのに、市の大雨対策が功を奏し冠水さえしませんでした。 子供たちのレストランもお陰様でランチの時間はお待ちいただく事が多くなり、長年福岡の店で料理の腕を磨いてきた地道な努力が報われてきているのではないかと思います。 今年の梅雨は雨やどんよりと蒸し暑い日が多く、若木には少しずつ数回にわたり施肥を行い、葉が黒々と茂り高温多湿の環境が良かったのだと思います。 今日やっと梅雨があけたのですが、突然真夏が来そうなので 秋まで肥料は与えません。 これからは スリップスや シンクイ虫等の被害にあわないように オルトラン水和剤かアドマイヤ水和剤等、両方の虫に効果が有る殺虫剤での消毒が必要です。 また コガネムシも発生しますが、 食害と共に厄介なのがその幼虫が鉢の中で根切り虫になることです。 コガネムシに対しても先ほどの薬剤は長期間の効果が有り、 9月までは10日に1度くらいの散布が必要だと思います。 これからの季節は水やりに追われますが、葉水をかける時は皐月が喜んでいるような気がしてなりません。 私はいつも家にいるので 午後4時前後に1日1度の散水で済ませる事を目指しています。 もし 水切れしそうな場合は真夏の日中であっても水を与えます。 完全に水切れをさせ葉が焼ける事は有りますが、 暑さの中で水をやって葉が焼けた事は有りません。真夏の日の照り雨(夕立)を考えればお分かり頂けると思います。 これから秋にかけては皐月愛好家にとって頑張りどころだと思います。 その先に楽しい木作りや美しい花々が待っているのです。 ↑海ほたる
テーマ:福岡 - ジャンル:地域情報
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