花季展が終わり、店の外では
「松波」を残し殆どが花摘みを待つばかりになってしまいました。
店の中の皐月は遅いもので六月いっぱい花をつけています。
実のところ花を摘む頃になると、疲れている事もあり、花を見ても余り感動しなくなっています。
そんな中、雑用でお客様のお宅へ立ち寄った所、
驚きました!玄関前の回転台にさりげなく飾ってある
「千裕」の花の輝きに度肝を抜かれました。
見本の飾りにとお客様にお借りして持ち帰り、展示場の床の真ん中に飾っています。

↑「千裕」
こんな小さな皐月でも、もし「花季展」に今のままの姿で出品する事が出来ていたなら、
どんなに立派な盆栽づくりの皐月でも食ってしまったのではないか?と思わせるほど魅力的で、皐月の花の凄さを実感させられました。
やはり皐月はどんな作りにしてもその品種の持つ美しさを最大限に引き出してこそ生きてくるのだと思います。

↑「大和」

↑「千羽鶴」