「 2009年06月 」 の記事一覧
2009.06.24 Wed
ワンポイントアドバイス(その18)&花季展写真2
花が終わり、皆様お疲れの頃かと思います。花を元から摘み取り強過ぎる枝や要らない枝を外し、夏を越せないほど根詰まりしている鉢は、 根鉢を崩さないように根の周りと高さの3分の1くらいを切り取ります。 表面の苔や汚くなった土をかきとり軽い植え替えを行った方が良いでしょう。 私は 基本的に花後の植え替えはお薦めしないのですが、 夏に水切れさせるより軽い植え替えをしていた方が管理も楽だと思います。 更に大切なのが花後の手入れを終えたら殺虫剤と殺菌剤を混合して、たっぷりと散布しておきましょう。花が終わる頃になるとどうしても 花腐れ病が発生するので、来年に菌を残さない為とこれから発生するスリップスや様々な害虫の予防に、私は オルトラン水和剤とベンレート水和剤の共に1000倍液に展着剤のダインを加え、鉢の表面までたっぷりと散布しています。粉剤は水に溶けにくいので、湯飲み1杯位の熱めのお湯で溶いてから展着剤を加えさらにかき混ぜて、所定の量の水に混ぜれば溶けやすくなります。 梅雨の間は特に殺菌剤を加えることが大切だと思います。 <花季展写真・つづき↓>  ↑星の輝  ↑美裕  ↑三彩  ↑紫苑  ↑新大盃  ↑新春  ↑酔夢  ↑千代の光  ↑若恵比寿  ↑夢物語
スポンサーサイト
その他
Comment(5) TrackBack(0) Top↑
2009.06.10 Wed
皐月写真【花季展での出品作品たち】
今年の花季展は、会員さん達の頑張りにより、 これまでで最高の花をお見せできたのではないかと思います。 当会の花季展では 花が満足に咲いていない皐月は、たとえ 高価で完成された盆栽型であっても展示しません。 やはり 花季展なのですから会員さんも自覚されており、出品予定にしていた皐月の花が咲かせられなかった場合(早過ぎても、遅過ぎても)は皆「残念だった」と諦め、不満足であっても花の咲いている皐月に変更して出品されます。 今年は 最新花も多く出品され、私個人の理想の花季展に近づきつつ有ります。 今年初めて購入した最新花は 「紫輝彩」、「さくら」の他に本年度、日本皐月協会に登録された 「紫陽」という品種で紫の「翠扇」をイメージした大輪のとても美しい花だと聞いています。 昨年から購入している 「紅子」も今年、日本皐月協会にも登録されたそうです。 今年もお客様ともども、最新花の美しさに心から魅了され、満足していたところにあの 「千裕」の出現はもはや 本年度の美のダメ押しだったと言えるでしょう。 皐月の樹形作りは好みが有り、答えがいくつもあると思いますが、花に関してはその木(品種)の最高は有ります。 最高の花を咲かすことに挑戦する価値が有るのではないでしょうか。 長野皐月園愛好会主催「花季展」へ出品された作品の一部をご覧下さい。  ↑「はなびん」  ↑「ふれあいの郷」  ↑「富士桜」  ↑「寿光冠」  ↑「花月」  ↑「煌陽」  ↑「美良野」  ↑「楼蘭」  ↑「千羽鶴」  ↑「新生」
テーマ:花と生活 - ジャンル:趣味・実用
番外編
Comment(7) TrackBack(0) Top↑
2009.06.07 Sun
園主の独り言【花摘みの時期に驚きの一本】
花季展が終わり、店の外では 「松波」を残し殆どが花摘みを待つばかりになってしまいました。 店の中の皐月は遅いもので六月いっぱい花をつけています。 実のところ花を摘む頃になると、疲れている事もあり、花を見ても余り感動しなくなっています。 そんな中、雑用でお客様のお宅へ立ち寄った所、 驚きました!玄関前の回転台にさりげなく飾ってある 「千裕」の花の輝きに度肝を抜かれました。 見本の飾りにとお客様にお借りして持ち帰り、展示場の床の真ん中に飾っています。  ↑「千裕」 こんな小さな皐月でも、もし「花季展」に今のままの姿で出品する事が出来ていたなら、 どんなに立派な盆栽づくりの皐月でも食ってしまったのではないか?と思わせるほど魅力的で、皐月の花の凄さを実感させられました。 やはり皐月はどんな作りにしてもその品種の持つ美しさを最大限に引き出してこそ生きてくるのだと思います。  ↑「大和」  ↑「千羽鶴」
テーマ:花と生活 - ジャンル:趣味・実用
-
Comment(2) TrackBack(0) Top↑
2009.06.03 Wed
皐月写真【琴の舞/千羽鶴/紫輝彩/さくら…他】
 ↑「琴の舞」 「寿姫」系の実生種でそれ程新しくは有りませんが、最新花のように新鮮です。 八重咲きの割に葉は小さく枝も詰まって盆栽にも向いています。  ↑「千羽鶴」 現在咲き始めてから1ヶ月くらい経っていますが、この色をご覧下さい。   ↑「紫輝彩」 登録された時から欲しかったのですが、細い木でもとても高価だったので買えずにいたのです。 今年思い切って購入しました。 素晴らしい花です。  ↑「さくら」 「碧空」が元になっている品種で「美空」の枝変わりです。 同じ色合いの「碧翠」は2色咲きが出にくいのですが、この木は2色咲きがよくでています。  ↑「春苑」 咲き始めは花が小さかったのですが、ここにきて本来の花になりました。  ↑「翠蓮」 花形が良く、持ち込めば白花や2色咲き等いろんな色彩が出るみたいです。  ↑「涼風」 「星の輝」との兄弟実生ですが、名前のとおり涼しげな花です。  ↑「朝陽」 「旭の光」の枝変わりですが、別物のように明るい色彩です。  ↑「日本の光」 「一生の春」の白地でとても古い品種です。  ↑「夢物語」 気品漂う「翠扇」系の最新花です。   ↑「裕子」 「麗子」同様、余り葉張りをつけずに、細目に仕立てた方が全体的に咲きやすいようです。 色彩が良く出れば、素晴らしい花だと思います。  ↑「天竜恵比須」 「紅梅」と「若恵比須」の交配種です。  ↑「天使の翼」 もっときれいな花ですが、写す時期が遅すぎました。  ↑「立山の舞」 この品種と「星の輝」を交配して「はなびん」ができました。  ↑「酔夢」  ↑「大和」  ↑「新生」
テーマ:花と生活 - ジャンル:趣味・実用
番外編
Comment(2) TrackBack(0) Top↑
| HOME |
|