盆栽ひとすじ40年の園主のコラム&ワンポイントアドヴァイス
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プロフィール

園主

Author:園主
福岡県大牟田市にある皐月専門店「長野皐月園」の園主。

盆栽業を長く続けているからこそ、アドバイスできること。
思いなどをコラム調につづっております。
手軽でスタイリッシュではないけれど、趣のある昔かたぎな【皐月】の良さを、若い世代にも知ってもらいたい!
30年の間に培ってきた経験を、ネットを通して伝えて行きたいのです。

■2011年5月25日■
【なお姫】
(社)日本皐月協会に新花登録。
(長野嗣 名義)
---

お気軽にコメントください。
質問等も、出来る限りお答えしたいと思っております。
リンクをしてくださる方は、お手数ですがご一報くださいませ。

趣味:パソコン、車、DVD鑑賞など

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宣伝目的、掲載画像・文章の無断転載/仕様等、堅くお断りいたしております。

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2007.12.27 Thu
園主の独り言【皐月の最新花についてvol.3】
今年の花期に、待ちわびていた「五月晴」の花が咲きました。


大輪の落ち着いた花で、白勝ちの中に見たこともないような美しい紅紫色が入り、ひときわ鮮明で、目立つものでした。
木質や葉性も良く、太りも良さそうで、将来が期待される品種だと思いました。

「寿光」の系統も、その素質の良さから数多くの名花を生んでいます。

枝変わりの「花蓮光」系からは、「白蓮」の後、「翠蓮」が展示会で活躍しています。
散った後に、はわいていても、その花形と色彩は目につくほどです。

その後、白地で二色咲きの「星の煌」が発表され、今後が期待されます。

交配種の中では、今でも人気が根強い、「寿光冠」「那須野」「美良野」等が有名です。

「寿光冠」は花形・色彩等どこをとってももはや完成された感があり、その後「晃貴」等が改良種として出ましたが、「寿光冠」には及ばないようです。

「那須野」も、かつて「農林水産大臣賞」を受賞した時、出品された方が「今までのさつきにない国際的な色」と絶賛されたほど、複雑な色で中輪の美しい花でした。
が、その特徴的な色彩を崩すことなく、もっと鮮明な色に改良した「紫輝」が発表されたのでした。
名前のとおり、輝くような桃紫色に思いを込めて命名されたそうですが、この花も最新花によくありがちな、色彩が余りにも複雑で、写真ではありのままの色が出ず、人気が出るのが遅れてしまいました。

その後、「皐月辞典」の表紙を飾った時、とてもよく色彩が出ていて、人気に拍車をかけたと聞いています。


今年の展示会で、とても目を引いたのが「紫扇」でした。
紫系の地合いに濃紅紫色・白も混ざり、何とも複雑な色彩で、私もデジカメで挑戦したのですが全く歯が立たず・・・
花物仕立てに最適なこの品種は、花を見るだけでも、十分満足できる逸品だと思います。

「千裕」は花こそ小ぶりですが、剣弁に近い花形で。
鮮明な濃紅紫色・覆輪等が、これでもか!と言わんばかりに咲き乱れ、これ程派手で、しかも美しい花が今までにあっただろうか?と思わせる見事な花です。
お客様に注文され、一度は写真で判断してお引き留めし、どうしてもということで2本仕入れてみたのですが、花は実物を見ないと分からないものだと痛感させられました。


最新花の中で、異色とも言えるのが「千羽鶴」でしょう。
剣弁で極小輪の花は、片方の親である「長寿宝」の特徴を強く受け継いでいるのですが、色彩は「長寿宝」が紅であるのに対し、純粋なさつきとしては、一番黄色に近い白ではないかと思われます。
その後、きれいなうす緑に変化して、随分長く花を楽しめるのが特徴です。
個人的に思うのは、この花が世に出るのが十年くらい早かったなら、あの色(うす黄色)は、もっと高く評価されたであろうと、惜しまれます。


私が取り扱った最新花は、全体の中のほんの一部にしか過ぎず、ここにあげたのは、更にその中の一部でしかありません。

長い間花季展を主宰していて、初めて出品される最新花は、ほんの4?5年生のものでも、花の特徴が出ていれば、最大限に咲かせるだけで、枝ぶりなど作らなくても、目を奪うだけの主張があることに気付きます。

地方においては、ほとんどの人が見たこともない花ですから、驚かれるのも当然でしょう。

「月刊さつき研究」の2008 年1 月号(P87 )に写真が掲載された会員さんの「紫扇」はそのよい例で、小さい木でありながら、他のどの展示品より目立っていました。


他の展示会でも、最新花をきれいに咲かせて展示する愛好家さんが、もっと、もっと、増えてくれば、新しい楽しみ方の発見にもつながると思うのですが。

とにかく、多くの人に最新花を実際に、ご自分の目で見てもらうことを願っています
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2007.12.26 Wed
栃の葉書房【月刊さつき研究】1月号
長野皐月愛好会の会員様の盆栽が掲載されました。

sisen.jpg


美しい薄紫の花を持つ、【紫扇】です。

栃の葉書房様より発行の雑誌月間さつき研究2008年1月号(ページP.87)に掲載されています。

現在は2月号が12/28に発行予定。
バックナンバーとなりますが、お持ちの方はご覧になられてください。


******
『長野皐月園HP』、更新いたしました。
皐月の種類」ページで掲載中の商品内容の変更と、写真をより大きく、見やすく変更してみました。

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2007.12.22 Sat
園主の独り言【皐月の最新花についてvol.2】
皐月の花の美しさの基準を変えたのは、「翠扇」の出現ではないだろうかと思います。

基本となる花形・肉厚、大きさのどこをとっても、花物としての素質は最高位ではないでしょうか。
その地合い枝変わりとして出現したのが「煌陽」です。
発表された当初から、これ以上の花は10年は出てこないだろう、と評論家に言わしめたほど美しい名花でした。

その言葉どうり、美しい花が目白押しの今でも、この花を超えるという形容は使えず、「引けを取らない」と表現しています。

その筆頭に挙げられるのが「新生」だと思います。
少し紫がかったピンクの地合いに紅紫色、白、覆輪、それぞれの無地絞りが入り、花の大きさも「煌陽」より開く分大きくて肉厚もそれ以上かもしれません。

しかし発表されて年数が浅いため、まだ本領を発揮するような品物が少ないため、この花の素晴らしさを知らない愛好家が多いと思います。
この品種も「煌陽」の系統であり、「新春」「翠宝」「白馬」…など「翠扇」の素質の良さを証明するものとなっています。
「翠扇」自身も進化していて、「翠扇」の中に「煌陽」が混ざって咲く、「新煌陽」は色彩の出にくい「翠扇」の欠点を克服し、この上ない上品さを加えた名花です。
が、さし芽からの確率が悪く、満足のいく花は、当初1割程度しかできなかったと聞いています。
その為か、未登録のままになっています。

そして、「翠扇」系の究極の花として登場したのが、「夢物語」です。
地合いの濃さが3段階以上も出て、「翠扇」の枝変わりになっている花色は、これ1本にすべて咲くのです。
しかもさし芽で良い花の咲く確率がとても高いと聞いています。

地合い咲きの名花は数多く出ていますが、今全盛期ともいえる「飛鳥の誉」もその代表格の一つといってよいでしょう。
もともと赤が強い品種なのに、赤が多く出ないと本領発揮できないため、さし芽からの確率が極端に悪いのです。
最近、地合いが少し濃い目で確率の高い「ニュー飛鳥の誉」が発表されています。
どちらも花は素晴らしく、似て非なりの名花だと思います。

二色咲きの名花と言えば、数多い中でも「大虹」「三彩」などは「一生の春」の系統で、それまで「夢の咲き分け」と言われていた、三色咲き(実際は三色以上)を現実のものとした、 初めての咲き分けです。
発見者は歓喜されたことと思います。

私自身が近年で驚いた二色咲きでは、「三姉妹」があります。
親に当たる「萠華」そのものが素晴らしくきれいな花なのに、確実にそれを上回る美しさなのです。
まだ小さいものしか見ていないので長尺ものを見てみたいものです。

「若恵比寿」の枝変わりで「美裕(桜恵比寿)」 は二重咲きから切れ咲きへ変わり、花色も濃いトキ色からスッキリした薄いピンクに変化したものです。
木の性質や葉は「若恵比寿」そのものですが、花はほとんど別物といってよいでしょう。
それでも進化を感じさせる、洗練された美しい花で、私はとても気に入っています。

その他にも「紫扇」「五月晴れ」「紫輝」「千裕」「千羽鶴」…など、私が感じたことをお話ししたいと思っています。

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2007.12.12 Wed
園主の独り言【皐月の最新花について】
皐月最新花について。

三十数年前に始まった皐月ブーム・・・
皐月がこんなに綺麗だとは知らず、見る花見る花、そのつやのある美しさに驚いたものです。

関東地方で早い時期から生産や小売りを始めていた業者の方でも、最盛期には種類を揃えることにも苦労するほどで。
苗でさえ、皐月の名産地である栃木県鹿沼市内だけでは供給しきれなかったと聞いています。
需要にこたえるべく、生産者の数も数百件はあっただろうと思います。

とにかく【もの】があれば売れるという時代でしたから。
名前さえ違っていれば同じような花を買って、ただ品種集めをする人もたくさんいて。
特に珍しい品種ならば、花はさほどきれいでなくても、並べておくだけで売れたものです。


しかし、時代は高度経済成長の波に乗り、バブルへと向かい、太くて高価なさつきへしか目が向けられなくなっていったのです。
当然最新花に太い木はなく、苗では売れなくなってしまったのです。

そうなると悪循環に陥り、苗の価格は採算が取れないところまで落ち込み・・・
さらにバブルの崩壊によって、苗の生産者は大打撃を受け、多くの業者の方が、利益も出ないまま廃業に追い込まれてしまったのだそうです。

その結果、現在鹿沼市では、ひとケタ前半の苗生産者さんしか残っておられないそうです。

皐月全体があまり売れなくなった現在、これまでの花をさらに美しく改良した、業者をも感動させる美しい最新花が次から次へと出始めたのです。

そして、最新花の地位を上げる先駆けとなったのが『月間さつき研究』でも取り上げられ話題となった、「麗子」「君子」の同時発表だったと思います。

その価格も2?3年生の苗で、驚きの五万円
破格の値段ですが、実生家の意地と自信と勇気でしょう。
その意識の高さには、今でも頭が下がる思いです。

これらの最新花は当時としては余りにも高価すぎたため、すぐに世に広まるとこまではいかなかったようですが。
その後私も実際の花を見て、その美しさのとりこになり、「麗子」の枝変わりの「裕子」共々、毎年開花を楽しみにしています。

次に驚かされたのが、5年生の「飛鳥の誉」8万円と4年生の「彩華」4万円。
『月間さつき研究』にて、カラーページでの発表でした。
これはすぐに売り切れたと聞いています。
私も知り合いの業者から分けてもらい実物を見ましたが、その価格を納得させるものでした。

しかし業者関係ではない多くの方は、実物を見るチャンスが少なく。。。
写真でしか見られないため、いろんな面でインパクトが強い「飛鳥の誉」ばかりが脚光を浴びています。
「彩華」も実物は品がありとても美しい花にも関わらず、あまり出回っていないのは残念です。


他にも沢山の驚くような美しさの最新花が発表されています。
次は、私の知るところの最新花を、個別に説明したいと思っています。

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2007.12.07 Fri
HPリニューアルしました。
といっても、まだデザインを少し変更しただけですが。

せっかくのHPなので、何かしたいとは思いつつ。
まだ勉強しながらの製作なのでご迷惑をおかけしております。

少しだけ見やすくなったと思いますので、ご覧になってください。

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2007.12.06 Thu
園主の独り言【今年の花期を振り返る。】
hanabin

今年の花期を振り返ると、春先のホイコリダニの大量発生による大被害に始まり・・・

花が咲き始めても本来は大輪の花なのに、小輪でねじれたような花が咲き。
効果がないのを知らずに、春だけで殺虫・殺菌の消毒を8 回も散布したのに全く効かず。
その後、鹿沼の業者さんに教えてもらったダニ剤の散布1回で、みるみる1 週間余りで回復し始めたのでした。

しかし、8 回の消毒は無駄にはならず、見事な花を咲かせてくれました。

来園されたお客様が口々に言われました。
今年の花の色が何となく今までと違いさらに綺麗だ、どうしてだろう?と。

その理由は私にとっては当然のことで、ようやく目的が達成されつつあることを実感しました。
それは最新花です。
本当に店内の色が昨年までと変わってしまったのです。

スゴイ!と思いました。
当園は西日本地区において、早い時期から最新花の取り扱いを始めたのですが、
ようやくその真価を発揮したのだと感じました。

実際の花は写真で見るのとは大違いで、例え様の無いほどのナマの美しさがあり、
とても写真や言葉では表現できません。
あっ、これだ!と思わせるだけの説得力があるのです。

ただしそれには、品種の特徴が出ている必要があります。
特に 2 色咲きや地合い花などは、本来の色がなかなか出にくい品種が多いので、
美しい花を見るためには注意が必要です。

これまでより、もっときれいな花をと、花の美しさをどこまでも追求した結果、
どんどん複雑な花色になり、色が出にくくなったように思います。
それでも今年、新花大賞を受賞した「はなびん」(写真)のように、ほぼ単色で間違いのない美しい花もあります。

商売においての最新花の現状は、厳しいものがあります。
さつき愛好家でも、なかなか最新花の実物を見ることができず、その魅力を実感していただけていないのが実情です。
それは私達業者の力不足でとても残念な事だと思います。
最新花は当然太い木はないので、見栄を張る必要もなく、だれが見てもその美しさは感じるはずです。
5?6年生でも作りようでは、展示会にも飾れて、見る人も初めての花に驚き、
その後もきれいな盆養に仕立てたり、花物盆栽を目指したり初心に戻ったような楽しみ方ができるのです。
それでも花期展で目を引くのが最新花なのです。

もっと、もっと最新花が理解され、普及することを願っています。

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