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盆栽ひとすじ40年の園主のコラム&ワンポイントアドヴァイス
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プロフィール

園主

Author:園主
福岡県大牟田市にある皐月専門店「長野皐月園」の園主。

盆栽業を長く続けているからこそ、アドバイスできること。
思いなどをコラム調につづっております。
手軽でスタイリッシュではないけれど、趣のある昔かたぎな【皐月】の良さを、若い世代にも知ってもらいたい!
30年の間に培ってきた経験を、ネットを通して伝えて行きたいのです。

■2011年5月25日■
【なお姫】
(社)日本皐月協会に新花登録。
(長野嗣 名義)
---

お気軽にコメントください。
質問等も、出来る限りお答えしたいと思っております。
リンクをしてくださる方は、お手数ですがご一報くださいませ。

趣味:パソコン、車、DVD鑑賞など

***
宣伝目的、掲載画像・文章の無断転載/仕様等、堅くお断りいたしております。

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2014.03.01 Sat
少しだけワンポイントアドバイス&最近の我が家の猫
いよいよさつきも休眠期が終わり、活動を始める季節になりました。
初めにやっておかなければならないのは、殺ダニ剤の散布だと思います。
同時に施肥もこの時期の大切な作業です

何度も述べていますが、ダニ剤の場合、同じ薬品はシーズンに1回の散布となっているので、かけ残しがないように全体
に丁寧に、通常消毒の1.5倍くらいの量をかけます。
殺ダニ剤の種類は色々ですが、コロマイトやサンマイト等ホコリダニの卵から成虫にまで効果があり、さつきに薬害を認められていない薬品をお勧めします。

君子IMG_3728
↑君子(KUNSHI)

美春IMG_3696
↑美春(MIHARU)

日の丸IMG_3695
↑日の丸(HINOMARU)

麗子IMG_3729
↑麗子(REIKO)

はなびんIMG_3679
↑はなびん(HANABIN)

三彩IMG_3667
↑三彩(SANSAI)





<猫の話>

我が家のにゃんこ達は家の中で寒さ知らずに過ごしているようです。
8匹目の家族となったテンちゃんは、とても元気なのにくしゃみが連続して、濁った鼻水の塊まで出てきつそうだったので、先日病院へ連れて行きました。
感染症は無いとの事で、注射を2本打ってもらい、その後くしゃみはほとんどおさまっています。人一倍食べるのに、ちっとも太らないのは気になりますが、ひとまず安心です。
今では1階の兄弟たちと仲良く溶け込み、特に同じ毛色のキータンはお姉さん気取りで、時々叱ることもありますが、とてもかわいがってくれます。

2階の子供たちは、私達との接触が少ない分、テレビを見て寂しさを紛らわせています。
毎朝掃除の後と寝る前に、NHKで放映されている岩合さんの「猫歩き」と「ワイルドライフ」のビデオをつけてやると、テレビの前に集まって来て、初めは座って見てますが、興奮してくると立ち上がって、猫パンチの雨・嵐。
液晶ガードをはめているので、どんなに猫パンチをされても大丈夫ですが、その姿の可愛いこと!
ついカメラを持ってきて写真を撮ってしまいました。
部屋を出る時は寂しくないように、30分か1時間のタイマーをセットしておきます。

「猫歩き」や「ワイルドライフ」を見ていると、動物たちだって人間と同じ個性を持った生き物で、それぞれに家族があり、子供を大切に育てているのがよくわかります。
地球は人間だけのものではなく、いろんな生き物たちと共存しているのですから、思いやりを持った優しい心で接している人たちを見ているとホッとします。
人間社会に住んでいながら、人に飼ってもらえないノラ猫たちを見ていると、もとはと言えば人間から捨てられた被害者に他ならないのではないでしょうか。
そんなノラ猫たちを、みんなで優しく見守って欲しいものです。


IMG_4101.jpg
↑①2列に並んでテレビを見ている2階の兄弟

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↑②傍に寄って来た

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↑③興奮して猫パンチを繰り出す

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↑1階の兄弟(シロとミケ)

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↑テンちゃん

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↑キータン(注:狸ではありません)
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2014.01.26 Sun
【番外編No.3】白猫「シロ」の話
2月の中旬になると九州ではさつきの根が動き始めます。
新芽が出始めるのはもっと後からですが、3月に入る前後にホコリダニを予防する殺ダニ剤の散布を忘れないように実行することが大切だと思います。
私は年が明けて、最初の消毒に殺ダニ剤を散布しています。
そうすると虫の発生も遅くなるようです。

祝星022
↑祝星(IWAIBOSHI)

はなびん031_2
↑はなびん(HANABIN)

小町娘011
↑小町娘(KOMACHI-MUSUME)

紫扇025
↑紫扇(SHISEN)

紫苑042
↑紫苑(SHIEN)

立山の舞040_2
↑立山の舞(TATEYAMA-NO-MAI)

紫光の舞024_2
↑紫光の舞(SHIKOU-NO-MAI)



ここから番外編です。
(皐月ファンの皆様すみません。)


一昨年2匹の母親猫と知り合ってから、猫に対する認識だけでなく人生観まで変わってしまったような気がします。
急に始まった猫達による不思議な出来事はどれも余りにも衝撃的で、その時々の状況が頭に焼き付いて離れません。

初めての出会いは、まだ生まれたばかりでイモ虫のようなシロを作業場で見つけた事でしたが、その後母猫たちの死を乗り越え、1年半が過ぎました。
一度「奇跡の猫」でお話したご老人が、当時はまだ外猫状態だったシロを見そめて里子に出す話がでたのですが、その日の夕方、ご老人から高齢を理由にお断りの電話があり、結果的にシロは命拾いをしたのでした。

昨年の11月、そのシロが壁の方を向いたまま座って動かなくなり、何も食べずトイレにもいかなくなって急に元気がなくなったのですが、その日は病院が休みだったので次の日の朝、慌てて病院へ連れて行きました。
検査を受けた結果、「体温が普通より一度低く、動悸が激しいので心臓が悪いのかも知れない。もしそうであれば発作が出てから24時間位しかもたないので覚悟しておいた方が良いでしょう」と言われ、そのまま連れて帰りました。
とんでもなく甘えん坊で寂しがり屋のシロが、こんなに早く逝ってしまうのか、と思うと悲しくて可哀そうで、シロを抱いて頬ずりしたまま我慢できずに涙が止まりません。

すると急にシロが動き始めたので床におろすと、自分で毛布の所まで歩いて行き、明らかに活気が出てきているのを感じたのです。
それから少しずつ食事をするようになり水も飲み回復し始め、元気になったのでした。


でもその事がトラウマになって、シロが壁の方を向いて座っていると怖くなります。
シロは生まれた時ほとんど純白でしたが、少しずつ茶色が増えてきて娘からよく笑われます。
私達も名前を呼ぶのに抵抗が出て来たので最近は「チロ」と呼んでごまかしています。

今でも近所でノラ猫をよく見かけるのですが、すべてのノラ猫たちに少しでも幸せになってもらいたいですね。

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↑シロ(チロ?)

IMG_3949.jpg
↑キータン

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↑ミケ

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↑キータン(左)とテンちゃん(右:避妊手術後)

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2013.10.28 Mon
【番外編No.2】奇跡の猫
奇跡の猫

昨年の12月、娘夫婦の店の前で子猫がちょこんと座り、悲しそうに泣いていました。
もしかしてうちの「ミケ」ではないか?と思い、そばまで行ってみると、「ミケ」ではなかったのですが、栄養失調でやせ細り、顔は皮膚病みたいに少しはげているのです。
相当お腹をすかせているみたいで、缶詰のやわらかい餌を与えたのですが、冷たい小雨がちらついていて、余りの寒さに見かねた娘が、家の軒下に温かい布を敷いた段ボール箱を置いてその中に入れたら、疲れていたのかすぐに眠ってしまいました。

当時、我家にはすでに8匹の猫達が家の内外で平和に暮らしていたので、これ以上は無理だと思い、以前、子猫が欲しいと言っておられた近所の一人暮らしのご老人に相談したところ、「ちょうど寂しかったんですよ」と言って快く引き取って下さったのでした。

その後、ゴミ出しの時などよくお会いする機会があり、その度に「とても懐いてきました」「癒されています」等と大変喜んでいらしたので安心していたのです。
ところが今年の6月、ご老人の姿が見えないのに気付いたお向かいの方が、市へ連絡をされ、警察も来て家の中を調べてもらったところ、すでに亡くなられていました。

新聞受けには1週間分の新聞がたまったままになっていて、これはただ事ではないと思ったまわりの予感が現実となってしまったのです。

その場に10人近く集まられた近所の方の中に妻もいて、家の中に入られた警察の方が出てきて「亡くなられていました」と言われた時、「猫はどうですか?」と妻が尋ねたら「生きています」との返事があり急いで私に伝えに来ました。

私が走って現場へ行ったら、丁度その猫がふらふらと表に出てきたところだったので、とっさに抱きあげてそのまま家へ連れて帰りました。
その姿は、ここまで痩せられるものだろうか?としか言いようがないほど残酷なもので、急いで病院へ電話して指示を仰ぎ、柔らかい流動食を少しずつ与え、食べはしたのですが立っているのがやっとの状態で悲惨な姿を見ているのがつらく感じました。

ご主人が亡くなられた後もそばに寄り添っていたらしく、両前足には吐血された血が肘の上までべっとりとくっつき、余りにも悲惨な状況を引きずったままだったので洗ったところ、力尽きたかのように動かなくなってしまったのです。
タオルでくるみ、体をさすっていたらまた動き出したので、しばらくそのままにして休ませ、その夜から娘に世話をしてもらうことにしました。

次の朝、どうにか生きていたので娘が病院へ連れて行き診てもらったところ、先生は「生後7~8ヶ月くらいなのに、3ヶ月程度の大きさしかありません。生きているのが不思議なくらいです。でも死ぬかもしれませんよ。」と現状の厳しさを率直に言われ、私たちも覚悟するしかありませんでした。

一人暮らしの飼い主の方が亡くなられた後、すでに1週間もたっているので生きているはずがないとあきらめていたのに、生きている姿を見た時は「奇跡」だと思い、同時に生命力の強さに驚きました。

それからは名前がわからないので、見た目どおりに「もやし」と名付け、弱ったり元気が出たりの繰り返しでしたが、娘の献身ぶりには親から見ても頭が下がるほどでした。

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↑保護当初の「もやし」

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↑保護から9日後の「もやし」


事情を知っていれば、気持ちが悪くて同情はしても触りたくないのも仕方ない?と思うのですが、それからというもの夜は毎日いっしょに寝て、あふれんばかりの愛情で包んであげたと思います。
娘のこんな一面は初めて目にするもので、普通ではできないようなことを、当然のようにひたむきにやっている姿には、正直おどろくばかりでした。

一時は元気が出て回復しているかのように見えて喜んでいたのですが・・・。
発見されてからちょうど10日目の早朝、娘から「もやしの様子がおかしい。もうダメみたい。」と悲しげな電話があり、急いで駆けつけると生きてはいるものの動けなくなっていたので、みんなで体を撫でながら、「頑張ったね」と声をかけ、不幸を背負って生まれてきたようなこの子が、せめて天国へ召される事を祈るだけでした。

妻の出勤時間が近づいてきたので、私たちが家へ帰った15分後くらいに、娘から「もやし」が亡くなったという知らせを受けたのです。

小さな体で、亡くなられたご主人に幸せを与え、死の間際にも一人立会い、その後も7日間見守り続け生き抜いた「もやし」に対する神様からご褒美の10日間だったのかも知れません。
あれからきっと亡くなられたご主人との再会を果たしていることでしょう。
そう思う事で気持ちが少し楽になります。


---近況報告---
「皐月の花、専科」さんからも気にかけて頂いている我が家の2組の兄弟猫ですが、みんな元気で甘えています。
2階の子供たちは皆揃って体格がよく、NHKのBS放送でたまに放映される岩合光昭さんの「猫歩き」を録画していて、2階のテレビで見せてやるとテレビの前にやって来て猫パンチをし始めます。液晶ガードをしていてよかったです。
2階ではリリが特に甘え上手で、他の子たちより1オクターブ以上高い声で私たちに呼びかけますが、朝はみんなを順番に抱き上げるようにしています。

1階の子供の中ではシロ(オス)だけが特に大きいのですが、甘えん坊で夜寝る時に明かりを消すとよく泣き出すので、数回名前を呼ぶとそばに来てようやく落ち着きます。
ミケは早いうちから私の蒲団にもぐり込んで寝るようになり、私にしか抱っこされません。
キータンはパソコンに向かっている時と猫の缶詰をお皿についでいる時、ピッピッピと小鳥のような声をあげて、私や妻の周りを行ったり来たりします。
1年余り、猫たちとどっぷり生活を共にして、何となく受け入れてもらったように感じています。

まだまだ私は猫に関しては素人なので習性などもよくわかりません。
でも人間と同じ生き物なので、接し方ひとつで猫の姿勢も変わります。
ノラ猫も愛情をもって接すれば目つきがやさしくなっていくのがわかります。
人間のように心の裏表もなく、正直でかわいい生き物です。
そんなノラ猫たちがもっと多くの人に理解され、どこにいても誰からもやさしい気持ちで接してもらえるような世の中になることを、心から願っています。

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2011.01.17 Mon
当園の最新花写真を一挙掲載
新しい年の初めから、最新花の仕入れが始まっています。

自分で興味を持てる品種を仕入れているので、商売を外せば愛好家の気持ちと同じで、花を見るのが楽しみでなりません。
一時期は太さと樹形を重視する盆栽型のさつきに大きく傾いていたのですが、高齢化と共に、太物盆栽の植え替え等の手入れが苦になり始め、元々花が好きで入ったこの世界だったので、ごく自然に最新花へと傾いていきました。

今の最新花の美しさと色彩の複雑さは、私の心をどこまでも引き込んでしまいます。
私が住んでいる九州では、大規模な展示会は「秋季展」しか開催されておらず、さつきの花物に真剣に取り組む愛好家はほとんどいないのではないでしょうか。
だから一般の方や愛好家でさえ、最新花等の本物の花を見る機会が殆どなくどんなに美しい最新花が出ても、知られないままで終わってしまい、その事がさつき愛好家の初心者層を発掘する妨げとなっているのだと思います。

最近の「さつき研究」には、太物盆栽素材が極端な値崩れした価格で通販用として掲載されていて、路線を変えていてよかったとつくづく思います。


今年も最新花を少しでも多くの方に見てもらえるように頑張りたいと思います。




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↑ほたる(HOTARU)

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↑祝星(IWAIBOSHI)

さくら010_2
↑さくら(SAKURA)

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↑ニュー飛鳥の誉れ(NEW ASUKA NO HOMARE)

ほたる火021_2
↑蛍灯(HOTARUBI)

愛花066_2
↑愛花(AIKA)

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↑錦絵(NISHIKI E)

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↑海ほたる(UMIHOTARU)

五月晴
↑五月晴(SATSUKIBARE)

織姫
↑織姫(ORIHIME)

君子
↑君子(KUNSHI)

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2010.06.03 Thu
皐月写真【開花時期・今年の花たち】
皐月の花は今が真っ盛りです。
何の宣伝もしていないので、本当に限られた一部のお客様しか来園されず、自分でももったいないと思ってしまう程見事に咲いています。
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↑現在の店内風景

最新花の「新峰」も今年は花の大きさが揃い、今までで最高の出来栄えです。
「さつき研究」の2008年9月号での新花登録の説明に(中輪)と書いてありましたが、花の直径は8?10cmあり、どう見ても立派な大輪です。
昨年までは花の大きさが揃わず不満でしたが、今年は幹回りが13cmとなり、花の色や形もよく、ようやく実力をほんの少し発揮したようです。
しかしこの品種は一般にあまり出回っていないようなので、本物を見る機会は少ないのではないでしょうか。

「上ノ山小町」は3?4年ほど前から取り扱っていますが、とても複雑な色彩の小輪で美しい花です。
これからもっと人気が出るのではないでしょうか。

今年初めて見る「明翠」は、1ヶ月ほど前に植え替えている苗であるにもかかわらず、赤や絞りがよく出て、明るい地合いの美しい花で、お客様の人気も上々でした。
根が落ち着けば、花の大きさや形、色彩ももっとすっきりとなり、期待できる品種だと思います。


それでは今咲いている、美しい花々をご覧ください。

新峰004_2
↑新峰
海ほたる010_2
↑海ほたる
彩春021_2
↑彩春
新翠030_2
↑新翠
新生001_2
↑新生
千羽鶴012_2
↑千羽鶴
明翠020_2
↑明翠
上の山小町002_2
↑上の山小町

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