2月末の予定だった殺ダニ剤の散布を、3月の初めに終えました。他の薬剤の時は100リットルを少し絞り気味に散布して、回数を多くするようにしていますが、殺ダニ剤の場合は同じ薬剤を1シーズンに1回の散布しかできないので、150リットルを少し強めで丁寧にかけます。
10日ほどしたら殺虫、殺菌剤の混合液を散布し始めるつもりです。
さつきのように葉を食べるわけでもなく、おいしい実もつかないような植物でさえ、消毒なしには考えられないのに、葉を食べたり実がなったりする植物が無農薬でまともに育ち、収穫ができるとはとても考えられません。
さつきの場合、消毒をしなければ花さえほとんど見ることができず、グンバイ虫が間違いなく葉を汚い姿に変えてしまいます。
管理状況を見るのに、グンバイ虫は判断の基準にもなるようです。
今年も花を楽しみにしている品種が有ります。
「光圓」や
「清峰」等は昨年より葉の色艶も良くなり、枝もしっかりしてきたのでかなり期待できそうです。「晴天」も初めての花で楽しみにしています。
「なお姫」「亜輝姫」に関してはプライドをかけた挑戦だと思っています。
花を咲かせるということは本気になって挑戦しなければ、品種の持っている力を引き出すことはできるはずもありません。
特に大輪系の花はそうたやすく本当の姿をあらわしてはくれません。
だからこそ思った以上の花が咲いた時のよろこびはひとしおです。
次の年に向けての作業は花が咲いているときから始まっています。
色彩を調整するには花が咲いている時でなければできない作業です。
よほどのことがない限り花は咲かせるべきだと思います。さつきの花は他のどんな種類の花にも引けを取ることはありません。
人に見せたくなるような花を咲かせようではありませんか。---

↑なお姫(NAOHIME)

↑亜輝姫(AKIHIME)

↑海ほたる(UMIHOTARU)

↑光圓(KOUEN)

↑翆香(SUIKA)

↑五月晴(SATSUKIBARE)

↑明翆(MEISUI)

↑三彩(SANSAI)
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Posted by 朝田 浩
長野様
私の方も殺ダニ剤を散布しました。散布する前に一鉢ずつチェックしながら、雑草抜きや土の減ったところに新たに鹿沼土をいれ、有機質肥料も置き、それらをしていると4~5時間かかってしまい、やり終えてから少し睡眠をとりました。
埋もれていた鉢(品種)を再確認できたので、冬の終わり、春の始まりのいい機会でした。
これからも楽しいためになるお話聞かせてください。
朝田 浩
Posted by
朝田様
頑張っていらっしゃるようですね。
こちらは新芽がかなり伸びて、鉢土の乾き具合にも差が出始めました。
まだまだやり残していることが沢山あるので、今年も焦っています。
新花の輪も少しずつ広がっているのを実感しています。
でもさつきの実力からすれば、われわれ業者の力不足としか言えません。
今年は去年以上の花を咲かせようと意気込んでいます。
お互いに頑張りましょう!
いつもありがとうございます。励みになります。
長野皐月園