2008-07-02

ワンポイントアドバイス(その12)

今年の梅雨は雨が多く、少しくらい深切りをしていても芽が吹きやすいのではないでしょうか。

しかし、その分病害虫の発生も多くなりそうなので、消毒液の散布を怠らないようにしなければなりません。
梅雨の合間に、殺虫・殺菌剤の散布をすると、蚊にも効果があり、4〜5日は余り見かけなくなるようです。

芽摘みに関しては、目的に応じた切り方があり、人それぞれやり方も違い、一概に言う事は出来ないようです。
しかし花物に関しては、これまでの経験から、樹幅をつけないように追い込んで、特に下枝は強くなるので、張らせないように切りつめておいた方が良さそうです。

品種にもよりますが、樹冠部になるべく大きな花を咲かせるためには下枝や差し枝を張らせずに、全体的に細目に仕立てた方が、花の大きさが揃いやすく、場所も取りません。
来年良い花を咲かせるために、今のうちに要らない枝を付け根から切り取り、張りすぎた枝は追い込んだりして、
色彩を調整するための剪定も、花色を確認しているこの時期の大切な作業だと思います。
そうしておいた方が、夏の水やりも楽です。

私は、花後に以前のような全体的な強い芽摘みは行っていません。
それより水を上げさせるために、小枝を多めに残しておくようにしています。

******
094.jpg
(↑クリックして拡大)
この写真は、最近熊本県で撮影した【古代ハス】です。
本文とは全く関係ないのですが、あまりに美しかったので掲載します。
花の時期も終わり、サツキを撮影する機会も減ったので、たまに日常で見かけた面白いものを撮って載せていこうかと思います。

お気軽にコメントいただけると嬉しいです。

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2008-06-16

ワンポイントアドバイス(その11)

今年は早めに花を落としています。

まだ十分きれいなのですが雨が多くて、私自身、家の中に閉じ込められているので、なるべく早く皐月を外に出して、雨に打たせたくて、摘む事にしました。

すべての皐月を外に出したら、早めにオルトラン水和剤とベンレート水和剤の1000倍液に展着剤を加え、たっぷりと散布します。

梅雨の間は、病気が出やすいので殺菌剤を加えておいた方が良いと思います。

しかし、さつきの花腐れに関しては、花腐れ菌とは別?にナメクジが這った事による花腐れが結構多いように思います。

どんなに消毒をしていても、夜見に行きますと、雨の日などは特にナメクジが花に這っていて、そこはベトベトして腐ったようにシミが入ってしまいます。

これには開花前に、徹底したナメクジの駆除が必要です。
これから10月までは、花をたくさんつけるためにも、10日に1回をめどに消毒の散布をお薦めします。

また、これから1年、愛好家の皆さんと共に頑張りましょう。

***
花の時期も終わりを迎えつつあります。
一番キレイに咲いている時の写真を、ぞくぞくと【サツキ写真館】の方にUPしております。
ぜひご覧になってください。
右の画像からジャンプできます。

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2008-06-11

ワンポイントアドバイス(その10)

梅雨入りしたようですが、現在「那須野」や最新花「新生」等が少し散りかかった所で、「松波」がほぼ満開になっています。
「玉織姫」「紅梅」も咲いてはいるのですが、店内へ入れるスペースがなく雨に打たれ、早めに花を摘んでいます。

春先の殺ダニ剤の散布に始まる、消毒の効果は絶大で、特に開花頃から殺菌剤の度重なる散布は効果てきめんで、いまだに花が腐れずに咲いています。

花を摘み終えたさつきは、なるべく曇りか雨の日に外に出した方が安全です。
いきなり強い光線に当てると、葉が焼けることがあるからです
家の中などで長い間花を見た木には、秋まで肥料は控えた方が良いでしょう。

皐月の花を咲かせるためには、人間も結構体力がいるものです。
私は店を一人で切り盛りしているのですが、毎年疲労回復の度合いによって、自分では気づかない、年を思い知らされてしまいます。

それでも6月いっぱいは、店内に花を残すので、頑張らないといけません。

疲れはしますが、結構贅沢な仕事だとも思っています。

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2008-06-02

園主の独り言【花季展を終えて・・・】

今年の花季展も終わり、今は当園の皐月が店の中に溢れるように咲き誇っています。


花季展のように上品な飾りつけはしていませんが、溢れんばかりの皐月の花は、一見の価値があります。

「三姉妹」に始まった最新花の開花は、「明日香」系や「桃花」等も散りかかり、現在「翠扇」系が満開しています。

あらためて「翠扇」の枝変わりを比較すれば、年数が古くなって、さらに「新煌陽」の花芸の素晴らしさが光り、何故この品種がもっと注目されないのか、不思議な気さえするのでした。

「夢物語」が登録されたことで、「新煌陽」は存在価値すら危うくなってしまいましたが、実際の花を見れば、「夢物語」に勝るとも劣らない、素晴らしい花であるのに気付かれる事と思います。
同じ系列にあり、さらに数が少ないであろう「新壬生」も、毎年美しい花を見事に咲かせていますが、「新煌陽」より目にする機会が少なく、その存在さえ知らない愛好家が多いのではないでしょうか。

最新花もある程度の大きさになって、力を持ったうえで花を咲かせないと、期待するような花は望めないようです。
小輪花ならそれなりの可憐な花が咲いても、大輪となるとそうはいきません。
木の大きさと花数のバランスを取らなければならないので、小さい木では、花芸もさほど期待できなくなります。

今年も沢山の花を咲かせながら、来年への課題がたくさん見えてきました。

しかし一年後に、その事を覚えているか?自信がないのが悲しいです。

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2008-05-27

●●夏の花季展、終了しました●●

長野皐月園愛好会による、花季展が5月23日(金)〜26日(月)まで、開催されました。

kakiten001.jpg

↑展示会の様子。
ご来店くださった皆様、関係者の皆様、どうもありがとうございました。

中でも定評のあった作品を一つご紹介します。

展示品 「千春」
樹高 97cm/幹回り 12cm
出品者  高野 金尾様
kakiten002.jpg



**********
当園で最大のイベントである「皐月花期展示会」も会員の皆様のご協力によって、無事盛大に開催することができました。
開催日が昨年より遅い事もあって、多くの品種を飾ることができ、見ごたえのある展示会ができたものと確信しております。

取材などの都合により、一日早い搬入となり、開催日も事実上一日長くなりました。
私達の展示会の特徴としては、九州ではあまり見ることが出来ない最新花が多数展示されることです。
今年も「はなびん」をはじめとして、「翠宝」・「紫扇」・「千春」・「紫輝」・「桃花」等の花物を主体として、「文化」・「日光」「難波錦」等の盆栽物、添えとして飾られた小物等、約50点の皐月が展示され会場を彩りました。

しかし、花期展の度に考えさせられるのが、満足に花を咲かせるという事の難しさです。
技術や天候によるところもあるのですが、それ以前にセンスと言うか、感覚による差が大きいように思います。
盆栽の木作りと同じような感覚が花物でも必要だと思います。
それでも会員さんの主だったメンバーは皆出品され、今後もなお向上する可能性を残していることをみんなで確認して、次につなげたいということで、反省会を終えました。

なお、昨年の「秋季皐月展」に出品された中の8点が「さつき研究」の7月号に掲載されるそうです。
会員さんのほとんどは、サラリーマンあがりの、普通の年金生活者で、お小遣いの中から買われた素材で作り上げられた作品です。
なるべく沢山の方々に見ていただければ幸いだと思っています。

theme : 福岡
genre : 地域情報

プロフィール

園主

Author:園主
福岡県大牟田市にある皐月専門店「長野皐月園」の園主。

盆栽業を長く続けているからこそ、アドバイスできること。
思いなどをコラム調につづっております。
手軽でスタイリッシュではないけれど、趣のある昔かたぎな【皐月】の良さを、若い世代にも知ってもらいたい!
30年の間に培ってきた経験を、ネットを通して伝えて行きたいのです。

お気軽にコメントください。
質問等も、出来る限りお答えしたいと思っております。
リンクをしてくださる方は、お手数ですがご一報くださいませ。

趣味:パソコン、車、DVD鑑賞など

***
アフェリエイト、お小遣い稼ぎ等、一切興味ありませんのであしからず。
宣伝目的、掲載画像・文章の無断転載/仕様等、堅くお断りいたしております。


当店サイトへのリンクもあり↓

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